かつてザスパクサツ群馬、大宮アルディージャ、柏レイソル、浦和レッズに在籍し、現在は蔚山(ウルサン)HD FCでプレーする元日本代表MF江坂任(32)が、韓国Kリーグ1(1部)の週間ベストイレブンに選ばれた。
Kリーグを主管する韓国プロサッカー連盟は、Kリーグ1第16節及びKリーグ2(2部)第16節のMVP、ベストイレブン、ベストチーム、ベストマッチを発表した。
Kリーグ1第16節のMVPは、水原(スウォン)FCのブラジル人FWアンデルソン・オリベイラ(27)だ。
アンデルソンは6月1日、水原総合運動場で行われた仁川(インチョン)ユナイテッド戦で2アシストを記録し、チームを3-1の勝利に牽引した。
アンデルソンは前半26分にFWイ・スンウ(26)の得点、前半アディショナルタイムにMFチョン・スンウォン(27)の追加点をアシストする活躍を披露。同試合でシーズン6~7号目のアシストを記録し、Kリーグ1のアシストランキングで単独首位に立った。
ベストマッチも水原FC対仁川の試合が選ばれた。
試合は、水原FCがイ・スンウとチョン・スンウォンの得点で前半のうちに2点リードを獲得。仁川は後半20分、元ヴィッセル神戸のモンテネグロ代表FWステファン・ムゴシャ(32)のPK成功で1点を返すも、後半終了間際に水原FCのDFチャン・ヨンウ(21)が追加点を挙げ、水原FCの3-1の勝利で幕を閉じた。勝利した水原FCはベストチームにも選ばれた。
なおベストイレブンには、全北現代(チョンブク・ヒョンデ)モータースに1-0で勝利した蔚山(ウルサン)HD FCから、江坂と元横浜F・マリノスのFWユン・イルロク(32)が選出された。
江坂は後半17分からの途中出場で、アディショナルタイムに劇的な決勝ゴールをマーク。ユン・イルロクは本職と異なる右サイドバックで先発フル出場し、チームの勝利に貢献した。
Kリーグ2第16節のMVPは、全南(チョンナム)ドラゴンズに所属する元徳島ヴォルティス、ファジアーノ岡山、いわてグルージャ盛岡のFWキム・ジョンミン(31)だ。
キム・ジョンミンは6月1日、金浦(キムポ)ソルトサッカー場で行われた金浦FC戦で1ゴール1アシストを記録し、チームを2-1の逆転勝利に導いた。
同日、キム・ジョンミンは後半14分に同点弾を決めると、後半29分にはMFチョ・ジフン(34)の逆転ゴールをアシストするなど、全南の2得点すべてに関与する活躍を見せた。
ベストマッチは、6月1日に木洞(モクドン)総合運動場で行われたソウルイーランドFC対慶南(キョンナム)FCの試合だ。
試合は前半24分のMFパク・ミンソ(23)、後半開始1分のブラジル人MFブルーノ・シルバ(24)の得点でソウルイーランドが2点リード。慶南も後半25分に1点を返すも、最終的にソウルイーランドが2-1で勝利した。
勝利したソウルイーランドはベストチームに選出。チームからはブルーノ・シルバ、オーストラリア人MFピーター・マクロリス(28)、パク・ミンソの3人がベストイレブンに選ばれた。
Kリーグ1第15節、Kリーグ2第16節のベストイレブンは以下の通り。
◇
―Kリーグ1
FW:イ・スンウ(水原FC)、ヤゴ(江原FC)
MF:アンデルソン・オリベイラ(水原FC)、江坂任(蔚山HD FC)、チョン・ホヨン(光州FC)、レアンドロ(大田ハナシチズン)
DF:ソン・ジュンソク(江原FC)、ラクラン・ジャクソン(水原FC)、イム・ドックン(大田ハナシチズン)、ユン・イルロク(蔚山HD FC)
GK:イ・チャングン(大田ハナシチズン)
―Kリーグ2
FW:クク・グァヌ(城南FC)キム・ジョンミン(全南ドラゴンズ)、ブルーノ・シルバ(ソウルイーランドFC)
MF:キム・ドンジン(FC安養)、チョ・ジフン(全南ドラゴンズ)、ピーター・マクロリス(ソウルイーランドFC)、チェ・ソンボム(FC安養)
DF:パク・ミンソ(ソウルイーランドFC)、イ・ウンボム(忠南牙山FC)、キム・ハジュン(FC安養)
GK:チェ・ピルス(城南FC)
(文=ピッチコミュニケーションズ)
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