「韓国は病的」「儒教の影響」“卓球騒動”に呆れる日本サッカーファンに韓国メディアが注目

サッカー韓国代表“内紛騒動”の中心にいたFWソン・フンミン(31、トッテナム)とMFイ・ガンイン(22、パリ・サンジェルマン)が和解した。だが、日本のサッカーファンは依然として厳しい視線を送っている。

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先のアジアカップで、準決勝前夜に内紛が起きていたことが発覚した韓国代表。騒動の中心にはキャプテンのソン・フンミンと“至宝”イ・ガンインがいたとされ、大会終了後に大きな注目が集まった。

だが2月21日、イ・ガンインがロンドンまで足を運んでソン・フンミンに謝罪したと報告。ソン・フンミンも謝罪を受け入れ、騒動は事なきをえた。

このニュースは日本でも大きな注目を集めており、イ・ガンインの謝罪報道もリアルタイムで伝えられた。そんななか、韓国メディア『OSEN』が日本の反応に着目している。

ソン・フンミン、イ・ガンイン
(写真提供=OSEN)2月3日に行われたアジアカップ準々決勝のオーストラリア戦で逆転ゴールを決めたソン・フンミンと喜ぶイ・ガンイン

『OSEN』は21日、「日本サッカーファンの荒唐無稽な反応 “イ・ガンインに無理矢理謝罪を強要する韓国の情緒、病的だ”」と、卓球騒動に対する日本のさまざまな反応を韓国で報じた。

記事内には、「韓国でサッカー選手はまるで公人扱いされているようだ。代表チームに行くには、戦争に行くような覚悟が必要だ。イ・ガンインに無理やり謝罪を強要する韓国の情緒は病的だ」という指摘や、「儒教の影響がある国で長幼の序が成立する。年下の後輩が先輩に接するのも処世術だ。ソン・フンミンは苦労が多かったはずだ。イ・ガンインが少し幼稚な対応をした。韓国代表も本当にたくさんのことがある」とソン・フンミンに共感する声もある。

一方で、「年長者のソン・フンミンが、若いイ・ガンインを一方的に叱ったため反発したのだろう。夕食後に卓球でリラックスすることは、必ずしも悪いこととは言えない」とイ・ガンインの肩を持つような声も見受けられた。

そのほか、「イ・ガンインは韓国国民の敵として扱われている。ソン・フンミンはすでに許しただろうが、イ・ガンインがロンドンまで飛んで謝罪しなければならない韓国人の国民感情は愚かだ。隣国だが、韓国の国民感情は恐ろしい」と皮肉るものもあった。

国によって文化が異なるため、さまざまな反応が出るのは当たり前のことだろう。いずれにせよ、卓球騒動は謝罪によって終結したとみられる。今後のワールドカップ予選も2人の力で勝ち進んでもらいたいものだ。

◇イ・ガンイン プロフィール

2001年2月19日生まれ。韓国・仁川広域市出身。身長174cm。大韓民国のサッカー選手で、サッカー大韓民国代表。幼少期に出演したKBSサッカーバラエティ番組『飛べ、シュットリ』で類まれなる才能を発揮し、“神童”として一躍注目を集めた。2011年にスペインに渡りバレンシア下部組織に入団し、2018年10月にトップチームで公式戦デビュー。2021年夏にフリーでマジョルカに加入、2023年夏にフランスのパリ・サンジェルマンに完全移籍。マジョルカ時代の同僚である日本代表MF久保建英(レアル・ソシエダ)とは同じ2001年生まれで、普段から仲が良いことで知られている。

◇ソン・フンミン プロフィール

1992年7月8日生まれ。韓国・江原道出身。身長183cm。大韓民国のサッカー選手で、サッカー大韓民国代表キャプテン。小学校と中学校ではサッカー部に所属せず、韓国代表経験のある父ソン・ウンジョン氏から直接指導を受けていた。2010年にドイツ・ブンデスリーガのハンブルガーSVでプロデビュー。その後、2013年に移籍したバイエル・レバークーゼンで2年連続二桁ゴールを披露し、2015年にプレミアリーグのトッテナム・ホットスパーへと移籍。愛称は“Sonny(ソニー)”。

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