日本代表MF久保建英(22、レアル・ソシエダ)が、“親友”で知られる韓国代表MFイ・ガンイン(22、パリ・サンジェルマン)と交わした会話エピソードを公開した。
“アジアカップ日韓戦”が予想よりも早く実現する可能性が高まった。
日本代表は1月24日(日本時間)、カタール・ドーハのアル・トゥマーマ・スタジアムで行われたグループD第3節でインドネシア代表に3-1で勝利し、2位通過を確定した。
D組2位は決勝トーナメント1回戦でE組1位と対戦する。グループEは現在、1位がヨルダン(勝ち点4、得失点差+2)、2位が韓国(勝ち点4、得失点差+2)、3位がバーレーン(勝ち点3、得失点差-1)としている。最下位のマレーシアは2戦全敗の勝ち点0で、すでに敗退が確定している。
韓国は本日(25日)の最終節でマレーシアと対戦する。他会場のヨルダン対バーレーンの結果次第ではあるが、1位で決勝トーナメントに進むことになれば、ベスト16から日本と戦うことになる。
韓国はもちろん、日本としてもベスト16からお互いと対戦することは敬遠しているだろう。ただ、それでも期待されるのが久保とイ・ガンインの親友対決だ。
日韓両国の“サッカーの神童”と呼ばれてきた2人。久保はバルセロナ、イ・ガンインはバレンシアと、ともにスペインでユース時代を過ごした。その後、マジョルカではチームメイトとして共闘もした。
国際大会に彼らが出場する度、「友情」や「ライバル構図」が注目される理由はそこにある。
グループステージ第1節や第2節でも、2人はお互いについての質問を報道陣から数えきれないほど受けてきた。
この日も例外ではなかった。ミックスゾーンで報道陣の取材に応じた久保は、決勝トーナメント1回戦で“日韓戦”が実現した場合についての質問について、「韓国はまだ1試合残っている。その試合が終わった後に考えたい」とし、「(イ・)ガンインとは、もっと早く会うことになりそうだという話を交わした」と伝えた。
“永遠のライバル”韓国と日本は、今大会の優勝候補に挙げられている。一発勝負の決勝トーナメントで対戦した場合、一方のチームは早々に荷物をまとめて帰らなければならない。
森保一監督は、「今大会に出場したチームはどこもレベルが高いが、イランと韓国はそのなかでも最高レベルのチームだ。日本が韓国、イランと争うには、非常に高いレベルで努力しなければならない」と警戒心と期待感を同時に示していた。
また、「日本が彼ら(イラン、韓国)と対戦することになれば、アジアで最もレベルの高いサッカーをファンの前に展開することになるだろう」と伝えた。
(構成=ピッチコミュニケーションズ)
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◇イ・ガンイン プロフィール
2001年2月19日生まれ。韓国・仁川広域市出身。身長174cm。大韓民国のサッカー選手で、サッカー大韓民国代表。幼少期に出演したKBSサッカーバラエティ番組『飛べ、シュットリ』で類まれなる才能を発揮し、“神童”として一躍注目を集めた。2011年にスペインに渡りバレンシア下部組織に入団し、2018年10月にトップチームで公式戦デビュー。2021年夏にフリーでマジョルカに加入、2023年夏にフランスのパリ・サンジェルマンに完全移籍。マジョルカ時代の同僚である日本代表MF久保建英(レアル・ソシエダ)とは同じ2001年生まれで、普段から仲が良いことで知られている。
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