韓国代表FWソン・フンミン(31)がトッテナムの新たな歴史を築いた。
ソン・フンミンは9月24日(日本時間)、英ロンドンのエミレーツ・スタジアムで行われたアーセナルとのプレミアリーグ第6節で2ゴールを決めた。
まずはアーセナルに先制を許して迎えた前半42分、左サイドからイングランド代表MFジェイムズ・マディソン(26)が放ったグラウンダークロスをシンプルなワンタッチシュートでつなげ、ゴールネットを揺らした。
また、後半には相手に勝ち越しを許した直後の同10分、カウンターの状況で再びマディソンのアシストからゴールを決め、チームを敗北の危機から救った。
試合は2-2の引き分けで終了。ソン・フンミンの活躍でトッテナムはアウェイでの“ノース・ロンドン・ダービー”で勝ち点1獲得に成功し、6試合4勝2分の無敗を継続した。トッテナムは現時点で4位としている。
試合後、トッテナムを率いるアンジェ・ポステコグルー監督はソン・フンミンを絶賛した。「彼は別次元の選手だ。ただゴールを決めたからではない。彼の職業倫理は本当に驚異的だ」と、実力はもちろん試合に臨む態度まで褒め称えたのだ。
データサイト『Opta』などによると、ソン・フンミンは1993年5月のジョン・ヘンドリー以来、30年ぶりに敵地での“ノース・ロンドン・ダービー”で2ゴールを決めたトッテナムの選手となった。
長らくトッテナムの“顔”とされてきたイングランド代表FWハリー・ケイン(30)でさえなし得なかった記録を、新キャプテンのソン・フンミンがやり遂げたのだ。
しかも、ソン・フンミンは“ノース・ロンドン・ダービー”で通算7ゴール目を記録した。アーセナル相手に通算7ゴール2アシストとしており、PK誘発も3度している。トッテナムの最大のライバルを相手に大活躍する“公式”を今回も続けた。
なお、イギリス主要メディアはこの試合のMOM(マン・オブ・ザ・マッチ)にソン・フンミンを挙げた。
『イブニング・スタンダード』はソン・フンミンに評価点9点を与え、『スカイスポーツ』も評価点8点としていた。
(構成=ピッチコミュニケーションズ)
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◇ソン・フンミン プロフィール
1992年7月8日生まれ。韓国・江原道出身。身長183cm。大韓民国のサッカー選手で、サッカー大韓民国代表キャプテン。小学校と中学校ではサッカー部に所属せず、韓国代表経験のある父ソン・ウンジョン氏から直接指導を受けていた。2010年にドイツ・ブンデスリーガのハンブルガーSVでプロデビュー。その後、2013年に移籍したバイエル・レバークーゼンで2年連続二桁ゴールを披露し、2015年にプレミアリーグのトッテナム・ホットスパーへと移籍。愛称は“Sonny(ソニー)”。
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