浦和レッズが戦うACLプレーオフ、韓国・仁川も登場!本戦初出場かけてハイフォンFCと激突

2023年08月22日 サッカー #ACL #Kリーグ

8月22日、浦和レッズが香港の理文と激突するAFCチャンピオンズリーグ(ACL)のプレーオフでは、韓国の仁川(インチョン)ユナイテッドが本大会初出場をかけて、ベトナムのハイフォンFCを本拠地・仁川サッカー専用競技場に迎え撃つ。

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クラブ史上初のアジアの舞台だ。昨季Kリーグ1(1部)を4位で終えた仁川は、同2位の全北現代(チョンブク・ヒョンデ)モータースがFAカップで優勝したことにより、2023-2024シーズンのACLプレーオフ出場権を獲得した。

仁川と対戦するハイフォンFCは、去る15日の予選で香港レンジャーズを4-1で下し、プレーオフへと駒を進めた。仁川率いるチョ・ソンファン監督はプレーオフに備え、ハイフォンFC対香港レンジャーズの試合を現地で視察していた。

試合前日の21日に行われた公式記者会見には、仁川からチョ・ソンファン監督とキャプテンのDFオ・バンソク(35)が出席した。

チョ監督は「クラブ創設20周年を迎えて仁川がACLに出場し、その初の監督になることができて光栄だ。無限の責任を感じている。グループステージを通過できるよう、良い試合を作りたい」と意気込みを伝えた。

プレーオフを控え、チーム内の雰囲気は良い。

仁川は今季Kリーグ1で12チーム中6位につけている。第27節終了時点で9勝10分8敗(31得点32失点)の勝ち点37とし、直近5試合を3勝1分1敗としている。

好調の“ブースト”となったのが、今夏の移籍市場でヴィッセル神戸から1年ぶりに復帰したモンテネグロ代表FWステファン・ムゴシャ(31)だ。

実際、ムゴシャは復帰後2戦目となった8月13日の大邱(テグ)FC戦で1ゴール1アシストを記録し、週間ベストイレブンに選出されるなど、本来のパフォーマンスを取り戻しつつある。

(写真提供=韓国プロサッカー連盟)ムゴシャ

しかし、油断は禁物だ。

歴代ACLでKリーグ勢がプレーオフで敗退した事例はない。仁川には韓国代表歴のある経験豊富な選手もいるが、若手選手のほとんどは国際舞台に立った経験がまったくない。ACLの雰囲気にいかに早く対応できるかが勝敗のカギを握る。

チョ監督は「アウェイではなくホームだ。初めての経験だが、そのようなホームの利点を活かせば十分に良いパフォーマンスを見せることができると思う。一番良いコンディションの選手を活かし、100%全力を尽くす」と述べた。

仁川は22日のACLプレーオフから中2日の25日、アウェイで水原(スウォン)FCとのKリーグ1第28節を戦う過密日程だ。ただ、指揮官は「(ACLプレーオフから)2日後に水原FCとのリーグ戦があるが、明日も重要だ。試合に対する重要性をよく理解している」と、ハイフォンFC戦での必勝を誓った。

また、ハイフォンFCについては「東南アジアのサッカーレベル自体が上がっただけに、緊張を緩めることはできない。個々人のパフォーマンスが良い。特に外国人選手の比重がある。しっかり準備しなければならないようだ」と伝えた。

(写真=仁川ユナイテッド)左からチョ・ソンファン監督、オ・バンソク

キャプテンのオ・バンソクは「経験を基に良い試合をしたい。リーグで雰囲気が良いが、上手く続けながら勝利で報いたい」とし、「若い選手たちが出場すれば、リーグより経験を積める良い機会だと思う。国際大会なだけに、臨む姿勢が違うのではないかと思う。ACLに対する重要性を共有しようと努力している」と、チーム内の雰囲気を伝えた。

そして、「ハイフォンFCに対する特殊性よりは、東南アジアサッカーに全体的に接近した。簡単ではないチームであることはよく知っているので、油断せず最善を尽くして臨まなければならない」と決意を明らかにした。

(構成=ピッチコミュニケーションズ)

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