WBCで“喜びすぎアウト”の韓国選手、またしても怠慢プレーで非難の的に…今度は何をした?

ここまで来たら逆に“天才”なのではないかと思うほどだ。

【写真】韓国選手、「喜びすぎタッチアウト」の瞬間

2023年WBC(ワールド・ベースボール・クラシック)にも出場したカン・ベクホ(23、KTウィズ)が、またしても仰天の“ボーンヘッド”をした。

KTは5月18日、敵地ソウルの蚕室(チャムシル)球場で行われたLGツインズ戦で5-9と敗れた。これで直近2連敗とし、勝率0.294で10球団中最下位としている。

もっとも、KTはエースのコ・ヨンピョ(31)を先発登板させ、5回裏まで3-2とリードしていた。

その5回裏、LGの先頭打者パク・ヘミン(33)に左前安打で出塁を許すと、後続のキム・ヒョンス(35)に一二塁間を破る右前安打を打たれ、パク・ヘミンに進塁を機会を与えた。

問題はここからだった。右翼手のカン・ベクホが捕球して中継につなげようとした際、パク・ヘミンが三塁にとどまると思ったのか、二塁手のチャン・ジュンウォン(27)に気の抜けたような高く遅い送球をしたのだ。

この隙を狙い、パク・ヘミンはホームインに成功した。パク・ヘミンの足がカン・ベクホの予想よりはるかに速かったのかもしれないが、明らかにカン・ベクホの“怠慢”とも言える安易なプレーだった。

以降、不用意な失点の影響かコ・ヨンピョの制球が乱れ、同回だけで打者一巡、一挙6失点で逆転を許した。その後、KTは8回と9回に1点ずつ返すも再逆転とはならず、無念の敗戦となった。

カン・ベクホ

カン・ベクホに対する残念な声は以前からあった。

2023年シーズン開幕前には韓国代表に選出され、2023年WBCに出場した。KTを率いるイ・ガンチョル監督が代表の指揮を執ったこともあり、指揮官とは所属チームに続き代表でも一緒だった。

ところが大会当時、カン・ベクホは1次ラウンド初戦のオーストラリア戦で代打として打席に立った際、二塁打を打ってベース上で喜びを爆発させていたところ、二塁ベースから足を離してしまい、この間にタッチされまさかのアウトとなった。

結局、オーストラリア相手に敗れた韓国は決勝トーナメント進出を逃し、3大会連続1次ラウンド敗退という屈辱を味わった。カン・ベクホの“ボーンヘッド”が多くの叱責を受けたことは言うまでもない。

プレー面だけでなく、態度に対する指摘もあった。

2021年夏の東京五輪、ドミニカ共和国との銅メダル決定戦で韓国が6-10で負けている状況のなか、カン・ベクホがダッグアウトでガムを口から垂らし、だらしない表情で噛んでいる様子が中継に抜かれた。これにより、韓国国内で多くの非難を浴びた。

実際、解説を務めた元メジャーリーガーのパク・チャンホ氏も、「ダッグアウトではファイトを見せ続ける姿勢が必要だ。例え負けているとしても、見せてはいけない姿だ」と厳しく指摘していた。

(画像=MBC放送画面キャプチャ―)ダッグアウトでガムを噛むカン・ベクホ

なお、KTは本日(5月19日)より、本拠地の水原(スウォン)KTウィズパークで斗山(トゥサン)ベアーズとの3連戦を戦う。再び怠慢プレーで非難を集めたカン・ベクホは、ホームのファンの前で変わった姿を見せられるのだろうか。

(構成=ピッチコミュニケーションズ)

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