仁川(インチョン)ユナイテッドのFWチョン・ソンフン(22)が、2023年シーズン4月の「レモナ 今月のヤングプレーヤー賞」を受賞した。
「レモナ 今月のヤングプレーヤー賞」は韓国プロサッカー連盟(以下、連盟)が慶南(キョンナム)製薬の後援を受けて2021年に新設した賞で、Kリーグ1で毎月最も大きな活躍を見せた“ヤングプレーヤー”に贈られる。
候補資格条件はKリーグ1の選手のうち、△韓国国籍、△満23歳以下(2000年以降生まれ)、△Kリーグ公式戦初出場を記録した年度から3年以下(2021年シーズン以降デビュー)だ。
上記3つの条件を満たし、当該月の所属チーム総試合時間のうち半分以上に出場した選手を候補群とする。連盟技術委員会傘下の技術研究グループ(TSG)委員らの議論と投票を通じて、最終受賞者を決定する。
4月のヤングプレーヤー賞は、第5節から第10節までの計6試合を評価対象とした。候補にはチョン・ソンフンのほか、大邱(テグ)FCのDFファン・ジェウォン(20)とMFイ・ジンヨン(22)、FCソウルのDFイ・テソク(20)とGKペク・ジョンボム(22)、江原(カンウォン)FCのFWヤン・ヒョンジュン(20)など計10人が挙がった。
このうち、チョン・ソンフンは4試合出場で3ゴールを決めるなどの活躍を披露したことで、TSG委員たちの選択を受けた。
2000年生まれのチョン・ソンフンは仁川のU-12、U-15、U-18を経たユース出身選手であり、2019~2022年まではドイツ・ブンデスリーガのアウクスブルクのリザーブチームに在籍。この間、2021~2022年はドイツ4部のホンブルクにレンタル移籍でプレーしていた。
そして、今季より仁川に復帰。第7節の江原戦でKリーグ・デビューを飾ると、続く第8節の水原(スウォン)FC戦で2得点を決めてラウンドMVPに選ばれた。4月最後の試合となった第10節の浦項(ポハン)スティーラーズ戦でも、アウェイゲームながらゴールを決めてチームを勝利に導いた。
2023年シーズン4月の「レモナ 今月のヤングプレーヤー賞」授賞式は、5月14日に仁川サッカー専用球場で行われる第13節の仁川対全北現代(チョンブク・ヒョンデ)モータースの試合で開催され、チョン・ソンフンにはトロフィーと賞金が贈られる。
(文=ピッチコミュニケーションズ)
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