韓国プロサッカーKリーグ2(2部)のFC安養(アニャン)が、飲酒運転が摘発されたコスタリカ代表FWジョナタン・モヤ(31)との契約を解除した。
安養は4月4日、公式SNSなどを通じてジョナタンとの契約を解除したことを発表した。
ジョナタンは去る2日午前、飲酒運転で警察に摘発された。
安養は翌3日にジョナタンの飲酒運転摘発の事実を確認し、直ちに韓国プロサッカー連盟に報告。直後、公式ホームページやSNSなどを通じて事実を報告した。
そして、4日午前にクラブ内で賞罰委員会を開催し、本事案について議論したうえで、契約解除を決定した。事案が重いだけに、安養はジョナタンとの早期契約解除を判断した。
なお、契約解除が発表される前には、韓国プロサッカー連盟もジョナタンにKリーグ公式戦出場を60日間禁止する活動停止措置を下していた。
安養のシン・ギョンホGM(ゼネラルマネージャー)は、「不愉快な出来事で安養市民とファンの方々にご心配をおかけし、深くお詫び申し上げます。徹底した教育と管理を通じて、今回と同じようなことが再発しないよう最善を尽くします」と伝えていた。
ジョナタンはコスタリカ代表としてAマッチ15試合の出場歴を持つストライカー。過去には、2018年9月に大阪府のパナソニックスタジアム吹田で行われた日本代表との国際親善試合にも後半途中から出場したことがある。ただ、結果は日本が3-0で勝利し、森保一監督体制の初陣を飾った。
安養には2021年シーズンにレンタル移籍で加入。同年に公式戦通算30試合15ゴール1アシストの活躍を披露し、シーズン終了後に完全移籍で加入した。
2022年シーズンも公式戦通算34試合10ゴール4アシストと活躍すると、加入3年目の今季は開幕5試合で5ゴール1アシストをマーク。3勝2分の無敗で13チーム中2位につけるFC安養の好調をけん引し、自身も得点ランキング単独首位を走っていた。
それだけに、ジョナタンの突然の契約解除は安養にとって大きな痛手であることは間違いない。
ちなみに、Kリーグでは以前、昨年7月に全北現代(チョンブク・ヒョンデ)モータースに所属していた日本人MF邦本宜裕(25、現カーザ・ピアAC)が飲酒運転を摘発されたことがある。
邦本もジョナタン同様、当時は韓国プロサッカー連盟から60日間の活動停止処分を下された挙句、最終的に契約解除となっていた。
(構成=ピッチコミュニケーションズ)
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