“喜びすぎ”珍アウトが注目されがちも…実はチームトップの打率を残した韓国天才打者【WBC2023】

二塁打を2本(豪州、日本戦)放ち、2打点(中国戦)、3得点を記録。特に、日本戦では先発のダルビッシュ有を相手に二塁打を放ち、続くヤン・ウィジが二点本塁打を放つ土台を作っていた。

カン・ベクホは昨シーズン、デビュー以来の5年間で最も低い打撃成績を記録した選手だ。“キャリアロー”によって年俸も削られ、選手としてはプライドが傷ついたシーズンを送っていた。

そんなカン・ベクホがWBC代表に選ばれたことを、疑問視する声も少なくなかった。しかし、韓国代表のイ・ガンチョル監督は、“天才打者”カン・ベクホの才能を信じることを決断。

カン・ベクホ

実際、イ監督はオーストラリア戦で“喜びすぎて”タッチアウトになってもカン・ベクホ重用していた。続く日本戦で先発に選んだ際には、「打撃感覚が良いため」とし、「カン・ベクホに対する質問は自制するようお願い」と擁護していた。

指揮官の厚い信頼に、カン・ベクホはバットで応えた。日本戦で二塁打を放ったあと、オーストラリア戦のように激しいセレモニーも忘れずに行っていたが、ベースはしっかり踏むことを忘れてはいなかった。

そんなカン・ベクホは、WBC最終戦の中国戦が終わったあと、取材陣に謝罪。「(オーストラリア戦のセレモニーは)一応、その状況では私が少し良くなかったことが思い、認めようとした。そして、お見せしてはいけないプレーをしたが、私も気持ちが良くて止められなかった」と頭を下げた。

それとともに「期待してくださったファンの方々に失望を与えたということが申し訳なかった。そして良い結果をお見せできなかったことも申し訳ない」と付け加えた。

続けて「多くの方々に良い姿、選手として成長した姿、そして人として人間性の良い選手になれるようにもっと努力するので、今後もたくさん応援して熱心に見守ってほしい」と伝えている。

WBCでの快調な打撃は、オフシーズンに一生懸命練習した結果だという。雌伏の時を過ごしたカン・ベクホだが、かつての調子を取り戻しつつあるのは間違いない。

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