横浜や柏でプレーしたユ・サンチョル仁川監督が闘病中と明らかに…選手団が流した涙

2019年10月21日 サッカー #Kリーグ

しかし約1カ月間、イム・ジュンヨン監督代行の体制が続き、他のクラブに比べて新しい司令塔の選任に苦心した。

そこで抜擢されたのが、ユ・サンチョル監督だった。

誰よりも華麗な現役生活を過ごしたが、指導者としてはスポットライトを浴びることがなかったユ監督にとっても、仁川の監督というのは絶好の機会だった。5月14日に監督に就任した後、シーズン前半はリーグ最下位から抜け出せなかったが、夏の移籍市場で戦力を強化した後は、徐々に順位を上げていった。そしてシーズン後半、蔚山現代、全北現代、大邱FCなどの上位クラブを奮闘し、最下位脱出にも成功した。

ユ監督が就任する前まで11試合で1勝しかあげられなかった仁川は、ユ・サンチョル体制で5勝を追加。いずれもアウェーで追加された勝利だ。最近5試合の結果だけを見ると、2勝3分と無敗で、勢いが最高潮だ。

ユ監督の病気が伝えられた日、選手たちは涙の闘魂でリーグ10位(6勝11分17敗・勝ち点29)に上がった。

まだ最下位の済州ユナイテッド(4勝11分19敗・勝ち点23)とも、ブービーの慶南FC(5勝13分16敗・勝ち点28)との差も大きくないため、最後まで気を抜くことは許されない。

はたして仁川は、ユ・サンチョル監督のプライドを守り切ることができるだろうか。

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