この日、イ・ホジェは浦項が1-2でリードされていた後半32分にブラジル人FWゼカ(25)と交代し途中出場。その7分後の同39分、右サイドのMFキム・スンデ(31)から受けたパスを右足シュートにつなげ、同点弾を記録した。
また、終了間際の同45分にはMFキム・ジョンウ(29)のパスを受けてペナルティーアーク右側から右足でミドルシュートを放ち、逆転ゴールをマーク。浦項の開幕初勝利に貢献した。
浦項は2得点のイ・ホジェのほか、この試合でチーム初得点を記録したFWチョン・ジェヒ(28)の活躍もあり、第1節のベストチームに選ばれた。
第1節のベストマッチは、2月25日に行われた蔚山現代(ウルサン・ヒョンデ)対全北現代(チョンブク・ヒョンデ)モータースの試合だ。
この試合は、全北現代が前半10分にFWソン・ミンギュ(23)の先制ゴールでリードするも、蔚山現代が同43分にFWオム・ウォンサン(24)の得点で同点に追いつく。そして後半19分、新外国人選手のスウェーデン人MFグスタヴォ・ルドヴィグソン(29)が逆転ゴールを記録し、蔚山現代が2-1の痛快な逆転勝利収めた。
2023年シーズンのファーストゲームから90分間の熾烈な攻防戦を繰り広げた蔚山現代と全北現代は、今季も優勝争いを続けることを予告した。
ほかでは、元ガンバ大阪のMFチュ・セジョン(32、大田ハナシチズン)がベストイレブンに選ばれた。
大田(テジョン)は26日、ホームの大田ワールドカップ競技場で江原(カンウォン)FCと対戦し、2-0の勝利を収めた。この試合で2点目を決めたブラジル人FWレアンドロ(28)、また新加入のアゼルバイジャン代表DFアントン・クリボチュク(24)もベストイレブンに選ばれていた。
Kリーグ1第1節のベストイレブンは以下の通り。
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FW:レアンドロ(大田ハナシチズン)、イ・ホジェ(浦項スティーラーズ)、ヤシル・アサニ(光州FC)
MF:イム・サンヒョプ(FCソウル)、オーベルダン(浦項スティーラーズ)、チュ・セジョン(大田ハナシチズン)、キム・テファン(蔚山現代)
DF:キム・ジュソン(FCソウル)、アントン・クリボチュク(大田ハナシチズン)、ティモ・レツヘルト(光州FC)
GK:キム・ギョンミン(光州FC)
【文=ピッチコミュニケーションズ】
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