嘘の病気で“兵役逃れ”画策した韓国バレー選手の転落劇…オールスターゲーム出場資格も剥奪

兵役不正の疑いで検察の取り調べを受けたチョ・ジェソン(27、安山OK金融グループ・ウトメン)が、2022-2023シーズンの韓国Vリーグオールスターゲーム出場資格を剥奪された。

【写真】「えっ、そんな理由で?」兵役を免除された韓国スター20人

韓国バレーボール連盟(KOVO)は1月6日、オールスターゲームに出場予定だったチョ・ジェソンの代替選手として大韓航空ジャンボスのクァク・スンソク(34)を選出したことを発表した。

“てんかん”を偽って兵役逃れを画策

チョ・ジェソンは当初、Vリーグオールスターゲームに「M-スター」チームの一員で出場予定だった。

しかし最近、チョ・ジェソンは自身の兵役不正疑惑を認め、彼を皮切りに兵役不正問題に関する捜査がプロスポーツ界全般に拡散するようになった。こうした不祥事に関与したチョ・ジェソンをオールスターゲームに出場させることはできないという認識が共有され、KOVOが今回の決定を下した。

チョ・ジェソンは昨年12月、兵役不正に関与したことが発覚。当初は現役入隊対象者だったにもかかわらず、“てんかん”の症状を偽って訴え、今年2月の再検査で社会服務要員(4級)判定を受けたことがわかった。

その後、兵役不正関与により捜査機関の調査を受ける旨を所属チームに自主申告したことで、チーム練習と試合から排除されることに。自身のSNSを通じて「心から謝罪する。許されない、あまりにも大きな罪を犯してしまった。私は兵役不正の加担者だ」と謝罪した。

投稿によると、チョ・ジェソンは「家庭の事情が良くないため、入隊延期を調べる過程でポータルサイトが認証する専門家を知ることになった」という。過去に実兄の事業に投資し、金銭的に大きな損失を被ったことがあるため、「少しでも多くの借金を返済するため、入隊延期を調べて過ちを犯すことになった」と伝えている。

チョ・ジェソン

こうした経緯もあり、チョ・ジェソンのオールスターゲーム出場資格剥奪が決定。このため、「M-スター」チームFW内でオールスターゲーム出場が確定している3選手(ナ・ギョンボク、ムン・ソンミン、チョン・グァンイン)に続き、ファン投票で4位に上がったクァク・スンソクがチョ・ジェソンの代替選手に選ばれた。

また併せて、女子部オールスターゲームに出場予定だったヤスミン(26、現代建設ヒルステート)が負傷により欠場し、代替選手としてニア・リード(26、ペッパー貯蓄銀行AIペッパーズ)が選ばれたことも発表された。

なお、Vリーグオールスターゲームは来る1月29日に仁川三山(インチョン・サムサン)ワールド体育館で行われる予定だ。

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