「嬉しい気持ちで練習に臨んでいる。前回の大会で多くのことを感じた。そのため、欧州進出も夢見た。今は毎週ドイツで錚々たる顔ぶれの選手たちと試合をしている。4年前とは変わった。W杯準備に肯定的な役割を果たすようにもなった。困難に思うよりも楽しみな気気持ちのほうが大きい」
グループリーグで対戦するウルグアイ、ポルトガルには世界的なMFが多い。それだけにイ・ジェソンをはじめMFらの責任もグッと大きくなる。
「まだチームミーティングをしていないが、相手の個人能力は知っている。チームとしてしっかり準備すれば、中盤でも問題ないだろう。(相手の世界的なMFたちを)うまく防いでこそ良い試合ができる。しっかり準備をするのが私たちの義務だ」
特にイ・ジェソンの役割が大きい。今回の韓国代表の主力の多くがW杯に初めて出場する。中盤ではファン・インボムやクォン・チャンフン、FWではファン・ウィジョ、チョ・ギュソン、DFではキム・ミンジェ、キム・ジンスらはW杯経験がない。
一方、イ・ジェソンはロシアW杯で3試合フルタイム出場した。イ・ジェソンは「誰が出るか分からないが、初めて出場する選手がいる。ただ、欧州でプレーする選手が多い。4年前の僕たちとは違うだろう。僕もかつては心配し、恐れていた。けれど、今の選手たちはそうではない。特に言うこともない。試合についてさらに多くの意見を交わすことが重要だと思う」と仲間たちへの信頼を示した。
今大会の韓国代表にはイ・ジェソンと同じく1992年生まれの選手が多い。ソン・フンミンをはじめ、ファン・ウィジョ、キム・ジンス、イ・ジェソンらが友人同士だ。フェイスガードをつけたソン・フンミンについてもこう話した。
「フンミンはポジティブなヤツだ。任された以上のことをやり遂げる選手だ。心配しない。暑くてマスクが大変なはずなのに、それを表情に出さずに良い影響を及ぼしている」
そして最後をこう締めくくった。
「4年前は僕たちも先輩たちを頼りにしていた。今度は僕たちが後輩たちを導かなければならない。圧迫感ではなくワクワクする気持ちで楽しめる雰囲気を作るために努力している。今この瞬間はもう来ない。後悔しないためにも責任感も植え付けている。前大会よりは雰囲気がいい。楽しみだ」
(構成=ピッチコミュニケーションズ)
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