複雑に絡み合った難題を解決しなければならない。
2005年以来17年ぶり3度目のリーグ制覇を狙い蔚山現代(ウルサン・ヒョンデ)が、シーズン終盤にして最大の山場を迎えている。
蔚山現代は9月11日、ホームの蔚山文殊サッカー競技場で行われたKリーグ1(1部)第31節の浦項(ポハン)スティーラースとの“東海岸ダービー”で1-2と敗れた。
前半を1点リードで折り返しながら後半早々に同点に追いつかれ、アディショナルタイムに逆転ゴールを許すという劇的な敗戦だった。
同節、蔚山現代と優勝を争う全北現代(チョンブク・ヒョンデ)モータースはアウェーで大邱(テグ)FCに5-0で大勝。浦和レッズとのアジア・チャンピオンズリーグ(ACL)準決勝以降、リーグ戦3試合連続ドローに陥った不振の鎖を断ち切った。
これにより、第31節を終えて首位の蔚山現代が勝ち点62で足踏みした一方、2位の全北現代は勝ち点を55に伸ばし、蔚山現代との差を7ポイント差に縮めた。
蔚山現代は正規ラウンド残り2試合を戦った後、ファイナルラウンドで全北現代、浦項と再び対戦しなければならない。
3試合にも満たない勝ち点差は、蔚山現代の大きな負担となっている。