元Jリーガーも所属!韓国Kリーグに新たなセミプロチームの参入決定、来季から2部が13チーム体制に

韓国プロサッカー連盟は8月30日、ソウル新門路(シンムンロ)のサッカー会館で2022年度第6回理事会を開き、天安(チョナン)市サッカー団の会員加入承認、クラブライセンス規定一部改正などの案件を審議議決した。

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天安市サッカー団は2007年に創設され、2019年までナショナルリーグ(実業団リーグ)で活動した後、2020年から現在までK3リーグ(セミプロ、3部相当)に参加している。

2019年に天安市サッカー総合センターの建設が確定したことにより、韓国サッカー協会(KFA)と天安市が天安市サッカー団のプロ化に合意。2020年にKFAと天安市間で付属合意がなされたことで、2023年からのKリーグ参入が予定された。

そして今年6月、天安市サッカー団が連盟にKリーグ加入申込書を提出。約2カ月間の書類審査、競技場の実態調査などを経て、今回の理事会で会員加入が承認された。

理事会は天安市のクラブに対する支援意志、本拠地の環境、2017年にU-20ワールドカップを開催した天安市総合運動場の良好な施設レベルなどを肯定的に評価し、会員登録を承認した。

天安市サッカー団の会員加入承認により、今年6月に会員加入が承認された清州(チョンジュ)FCと合わせ、Kリーグ2は2023年から全13チーム体制に。Kリーグ1と合わせて全25チーム(1部12チーム、2部13チーム)体制となる。

なお、天安市サッカー団会員加入の最終承認は、来年1月に行われる総会で行われる予定だ。

このほか、今回の理事会ではAFCチャンピオンズリーグの秋春制実施により、クラブライセンス規定上の審査書類提出期限変更などを反映した規定改正も行われた。

(写真提供=韓国プロサッカー連盟)第6回理事会の様子

なお、天安市サッカー団は韓国中西部にある忠清南道(チュンチョンナムド)天安市をホームタウンとし、2008年に前身の「天安市庁サッカー団」として創設された地方自治体運営の市民クラブ。

セミプロのK3リーグが発足された2020年から名称を現在の「天安市サッカー団」に変更しており、来季からのプロ参入前に再度名称を変更する予定とみられている。

天安市サッカー団は今季K3リーグにおいて、24試合消化時点で6勝10分8敗の勝ち点28とし、16チーム中12位に位置している。

チームは当初、2002年日韓W杯当時に鼻骨骨折で赤いマスクを着用しながらプレーをしたことで注目を集めた元韓国代表DFのキム・テヨン監督が率いていたが、成績不振によって8月上旬に解任。このため、現在はチョ・ソンヨン監督代行が指揮を執っている。

このほか、チームには元清水エスパルス、湘南ベルマーレ、栃木SC、FC町田ゼルビアのMFイ・ミンス(30)が在籍。また、今年6月からは昨季までいわきFC(現J3リーグ)でプレーした在日コリアンのDF金大生(キム・デセン、27)がプレーしている。

(写真=天安市サッカー団)金大生

(翻訳・編集=ピッチコミュニケーションズ)

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