全北現代(チョンブク・ヒョンデ)モータースを率いるキム・サンシク監督が、グループステージ最終節を戦い抜いた選手たちを労った。
全北現代は5月1日、ベトナム・ホーチミンのトンニャット・スタジアムで行われたアジア・チャンピオンズリーグ(ACL)グループH第6節で横浜F・マリノスと対戦し、1-1で引き分けた。
試合は前半4分、ブラジル人FWアンデルソン・ロペス(28)のゴールで横浜FMに先制を許すも、同10分、かつてJリーグでも活躍した元韓国代表MFキム・ボギョン(32)がMFリュ・ジェムン(28)の浮き球パスでDFラインの背後に抜け出し、利き足ではない右足のダイレクトボレーで同点弾をマーク。
以降はお互いに決定機を迎えながら決まるまでは至らず、1-1で試合は終了した。全北現代は後半終盤、交代枠を使い切った状況でMFメン・ソンウン(24)が筋肉のけいれんによってプレー続行不可能となり、10人での戦いを余儀なくされたが、横浜FMの勝ち越しを許さず、勝ち点1を分け合う形となった。
これにより、全北現代は首位の横浜FMに次ぐ2位でグループ通過が決定。来る8月に行われる決勝トーナメント1回戦では、同じKリーグ勢の大邱(テグ)FCと対戦することが決まった。
試合後の記者会見に出席したキム・サンシク監督は、「この地で成し遂げようとした目標を達成できて嬉しく思う。短期間で6試合を戦い、苦労した選手たちにも感謝の言葉を伝えたい」とコメント。決勝トーナメント初戦で激突する大邱FCについては「お互いによく知っているためしっかり準備したい」と伝えた。
以下、キム・サンシク監督との一問一答。
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―試合の感想は。
キム・サンシク監督「まず、ベトナムで行われたグループステージの試合を夜遅くまで一生懸命応援してくれた全北現代のファンの皆さんに感謝の言葉を伝えたい。この地にやってきて成し遂げようとした目標を達成することができ、とても嬉しく思う。短い期間で6試合を行いながら苦労した選手たちにも感謝の言葉を伝えたい。天気や環境、食べ物などで体力的に大変な状況だったが、大きな異常なく韓国に帰ることができて嬉しい」
―今日の試合に満足しているのか。また、決勝トーナメント1回戦で大邱FCと対戦することについてどう思うか。
キム・サンシク監督「今日の試合は勝敗に負担がなかったため、新しい選手を久しぶりに出場させた。試合に勝てなかったことは残念だが、選手たちは一生懸命プレーした。決勝トーナメントで再び日本のチームと対戦する可能性があるので、今日の試合で足りなかった部分をしっかり準備しなければならないと思う。
(決勝トーナメント1回戦で対戦する)大邱FCはKリーグのチームであり、お互いによく知っているため、しっかり準備したい。ベスト16がどこで開催されるかはまだわからないが、与えられた環境に上手く適応できるよう準備を進める」
(翻訳・編集=ピッチコミュニケーションズ)
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