若手2人が欧州へ。オ・セフンは清水移籍を決断…開幕前から大ピンチの蔚山現代の「イマ」

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「イ・ドンジュンが去って、イ・ドンギョンも去って、オ・セフンまで…」

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韓国Kリーグ1(1部)の蔚山現代(ウルサン・ヒョンデ)のファンの間で嘆きが止まらない。

韓国では旧正月を迎えて連休期間にあったが、蔚山現代のファンにとっては悪夢のような時間だった。というのも、主力を担う若手が続々とチームを離れているからだ。

FWイ・ドンジュン(25)がヘルタ・ベルリンに完全移籍、MFイ・ドンギョン(24)がシャルケにレンタル移籍し、FWオ・セフン(23)も清水エスパルス移籍を目前としている。

ホン・ミョンボ監督率いる蔚山現代は、今冬の移籍市場で大型補強に乗り出した。

ガンバ大阪との契約が満了した韓国代表DFキム・ヨングォン(31)や、元韓国代表FWパク・チュヨン(36)といった経験豊富なベテランを獲得。さらには、ホン・ミョンボ監督が韓国代表監督時代から縁のある池田誠剛コーチを首席コーチとして招へいするなど、2005年以来17年ぶりのリーグ優勝へ拍車をかけるかのように見えた。

ところが、来る2月19日のリーグ開幕まで残り3週間もないというこのタイミングで、攻撃陣の中核が一挙にいなくなった。このため、蔚山現代は開幕前にして最大のピンチを迎えている。

代わりは日本人…イ・ドンギョン移籍の背景

FWイ・ドンジュン(25)とMFイ・ドンギョン(24)は最近、カタールW杯アジア最終予選を戦う韓国代表メンバーに合流する過程で欧州行きを決めた。

イ・ドンジュンは去る1月27日のレバノン代表戦終了後、ヘルタ・ベルリンとの契約のため一時的に代表を離れた。韓国率いるパウロ・ベント監督の許可を得て、代表のウェアのままドイツに渡り、契約にサインしてすぐに代表復帰した。

イ・ドンギョンも2月1日のシリア代表戦前、シャルケとの契約を確定するため、こちらもベント監督の許諾を得てドイツを訪れた後、代表に戻った。

(写真提供=韓国プロサッカー連盟)イ・ドンギョン

イ・ドンギョンは元々、欧州移籍をめぐってホン・ミョンボ監督と対話を交わしていた。

以前にも欧州からの関心は伝えられていたが、昨シーズンは蔚山現代の優勝挑戦のために残留を決断した。ただ、今冬ではレンタルではあるものの、シャルケを通じて欧州への進出を果たした。

蔚山現代はイ・ドンギョンのほか、元韓国代表MFユン・ビッカラム(31)も済州(チェジュ)ユナイテッドに放出している。このため、彼らの代役となる選手として、横浜F・マリノスから元日本代表MF天野純(30)をレンタルで確保した。

入隊も考えていたイ・ドンジュン、突然の欧州進出

しかし、イ・ドンジュンの移籍は蔚山現代としても、ホン・ミョンボ監督としても突然の出来事だった。

ホン・ミョンボ監督が昨季に蔚山現代の新監督に就任した際、誰よりも早く獲得した選手がイ・ドンジュンだ。本人も指揮官の期待に応え、昨季Kリーグでは32試合11ゴールを挙げ、年間ベストイレブンにも選ばれた。

今季開幕を控えては、兵役義務遂行のため国軍体育部隊傘下のサッカーチームである金泉尚武(キムチョン・サンム)への入隊を検討していた。ただ、ホン・ミョンボ監督との面談を経て、あと1年は蔚山現代でプレーすることを決めた。

(写真提供=韓国プロサッカー連盟)イ・ドンジュン

しかし、イ・ドンジュンが1月にトルコ・アンタルヤで行われた韓国代表キャンプに合流し、国際親善試合にも出場した間、現地では欧州クラブの関係者がプレーを見守っていた。そこでヘルタ・ベルリンの目に留まり、完全移籍に至った形だ。

イ・ドンジュンは昨季に釜山(プサン)アイパークから蔚山現代に移籍する際、100万ユーロ(日本円=約1億2860万円)のバイアウト条項を契約に含めていた。そして、ヘルタ・ベルリンはこの金額を支払うことを決めた。

ホン・ミョンボ監督がイ・ドンジュンのヘルタ・ベルリン移籍を知ったのはテレビを通じてだった。本人とは電話でも対話をしていたが、彼の欧州進出への希望を引き留めることはできなかった。

オ・セフン、海外初挑戦の場に清水を選択

もっとも、イ・ドンジュンとイ・ドンギョンについてはファンも快く送り出している。

ただ、昨季にホン・ミョンボ監督体制の蔚山現代で主力ストライカーの役割を担ったオ・セフンのJリーグ進出の噂には、韓国国内で疑問を投げかける声も多い。

オ・セフンは清水エスパルスへの移籍が有力だ。オ・セフンも蔚山現代との150万ドル(約1億7164万円)のバイアウト条項があったが、これを清水が支払うことを決断したという。

(写真提供=韓国プロサッカー連盟)オ・セフン

オ・セフンはすでに兵役問題を解決しており、彼の持つポテンシャルを見れば今後さらなる大舞台に挑戦することも可能だ。また、蔚山現代がプレーオフを勝ち抜けば、今季もアジア・チャンピオンズリーグ(ACL)という国際大会を経験することができる。蔚山現代ファンの多くも、オ・セフンの清水移籍を惜しんでいるようだ。

チーム内でも、過去にボルトン、クリスタル・パレス、ボーフムと欧州を渡り歩いたキャプテンの元韓国代表MFイ・チョンヨン(33)などがオ・セフンにさまざまなアドバイスをしたと伝えられている。

それでも、オ・セフンは海外初挑戦となるJリーグに進出することを決心したようだ。

オ・セフンが去ることになれば、蔚山現代は現時点でフォワードが新加入のパク・チュヨンしかいないことになる。

最近では、元ガイナーレ鳥取、アルビレックス新潟、浦和レッズで活躍したブラジル人FWレオナルド(24、山東泰山)をレンタルで獲得することが伝えられていたが、はたして開幕前に前線の補強は間に合うのだろうか。

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