韓国女子バレー界に次世代スター誕生の予感…いじめ双子や“女帝”の代表引退から新ステージへ

近年の韓国女子バレー界では、イ・ダヨン、イ・ジェヨンの双子姉妹が学生時代に起こしたいじめが明らかになった事件や、“女帝”キム・ヨンギョンの代表引退など、明るくないニュースが多かったが、新たな才能も芽吹き始めている。

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その名はイ・ダヒョン。現代建設ヒルステートに所属する21歳の若手選手だ。彼女は、1月23日に韓国・光州(クァンジュ)で開かれたオールスター戦最高のスター選手だった。

イ・ダヒョンは得点するたびに多彩なダンスパフォーマンスを披露し、セレモニー賞を獲得。MVPではないものの、公式記者会見に出席するほど大きな関心を集め、今季のオールスター戦“最大の収穫”という表現まで登場したほどだ。

(写真提供=OSEN)1月23日に行われたオールスター戦でのイ・ダヒョン(左)

イ・ダヒョンは、3年ぶりに開かれたオールスターというお祭りのため、丹念に準備したという。「やるからにはしっかりやってみようと思った。人々を驚かせるのが目標だった。もともと選手たちと遊ぶ時はよく踊る」と語った。

この言葉に対して、同試合に出場していたイ・ソヨン(KGC人参公社)が「最高だ。とても上手でびっくりした」と後輩を称賛すると、男子部のイム・ソンジン(韓国電力ビッグストーム)も「私も次はあのようにしないと」と舌を巻いていた。

韓国女子バレーの次世代スター候補

イ・ダヒョンは2019-2020シーズンにプロデビューしたばかりの若手選手だ。デビューシーズンは26試合74セットで71得点を記録し、将来への可能性を感じさせていた。

そして昨シーズンは出場時間が増加。特に、シーズン後半のプレー時間が多く、24試合で80セットに出場するなど、着実な成長を見せた。

そして今季、とうとうイ・ダヒョンはチームの主力センターへと成長。チームメイトで大先輩のヤン・ヒョジン(33)と双璧をなし、24試合89セットの出場で自己最多セット出場記録を塗り替えた。

(写真提供=OSEN)1月23日に行われたオールスター戦でのイ・ダヒョン(右)

また、出場時間の増加だけにとどまらず、シーズン通算194得点、1試合当たり8得点という優れた得点力も見せている。チームのセンターとしてはヤン・ヒョジン(398得点)に次ぐ得点数だ。

また、速攻3位、ブロード攻撃4位など、多くの指標で上位に名を連ねている点も見逃せないが、特に評価されているのは“高さ”だ。

イ・ダヒョンは、1セット当たり0.708回のブロックで同部門の4位に上がっている。合計63回のブロックを記録し、1位のチョン・デヨン(66回、韓国道路公社ハイパス)、ヤン・ヒョジン(67回)、イ・ジュア(66回、興国生命ピンクスパイダース)といったトッププレイヤーと同等の活躍ぶりを見せている。

イ・ダヒョンの“スター性”にかかる期待

そんなイ・ダヒョンの活躍に伴い、チームの成績も上昇傾向だ。現代建設は第4ラウンドまで23勝1敗という驚異的な成績を収め、リーグ戦優勝がほぼ確実の状況だ。

(写真提供=OSEN)1月23日に行われたオールスター戦でのイ・ダヒョン(中央)

目覚ましい成長曲線を描くイ・ダヒョンは、今後の韓国女子バレー界を牽引する次世代センターとして期待が寄せられている。このまま順調に成長すれば、ヤン・ヒョジンに次ぐ最高レベルのミドルブロッカーとなる見通しだ。

このように、イ・ダヒョンはバレーの実力のみならず、スター性もそなえた選手ということを自ら見せてくれた。プロスポーツでは、実力と同様に才能やスター性といった“魅力”も重要だ。今後、大きな魅力を通じて大衆との適切にコミュニケーションを取れれば、イ・ダヒョンの存在は所属チーム、Vリーグ全体にとってもプラスになると見られている。

とは言え、イ・ダヒョンがダンスや得点後のパフォーマンスにだけ関心を示しているわけでもない。

「まだダンスが残っている。優勝できたら見せる」と自信満々に言いながらも、「重要な試合が残っている。これからは笑いを取り除いて、試合に集中しなければならない。また真剣な試合に向けて準備したい」と真剣に語り、シーズン後半、そしてポストシーズンでの善戦を誓った。

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