中国生活を終えたキム・ヨンギョン、“韓国復帰”が熱望されるワケ

中国女子バレーボール・スーパーリーグ(CVL)の上海ブライトユーベストで約2カ月間プレーしたキム・ヨンギョン(33)は、短い中国生活を終えて1月10日に韓国・仁川(インチョン)国際空港に到着した。

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現在、自己隔離中のキム・ヨンギョンは、韓国で休息を取りながら進退について悩んでいるという。

キム・ヨンギョンがプレーした上海は、11月27日に開幕した2021-2022中国女子バレーボールスーパーリーグを3位で終えた。シーズン直前、外国人選手は1人しか出場できないという規定ができたため、多くの試合には出場できなかったが、1セット当たりの得点で2位、レシーブで1位など、攻守両面で大きな存在感を発揮。そしてシーズン終了後、キム・ヨンギョンと上海の契約はまもなく終了する。

キム・ヨンギョン

そのため、キム・ヨンギョンは新たな進路を決めなければならない。所属事務所のLIANATは「自己隔離後に十分な休息を取り、次の活動について話し合い、決定する」という立場を明らかにしている状況だ。

国内復帰が望まれるワケ

キム・ヨンギョンの今後は、大きく2つに分けられる見込みだ。

1つは海外進出。中国に行く前、キム・ヨンギョンは米プロバレーボール進出を考えていたという。指導者の道を歩むため留学も検討しており、アメリカ行きを推進する可能性がある。アメリカでなくとも、ヨーロッパに進出して新たな挑戦に乗り出すこともあり得る。

そして2つ目は国内復帰だ。韓国女子バレーVリーグの場合、第3ラウンド終了日の2021年12月28日が追加登録の締切日だったため、早くとも新シーズンまで待たなければならない。

Vリーグここ数年、数々の問題に苛まれていた。2021年のイ・ジェヨン、イ・ダヨン姉妹の学生時代のいじめ暴露事件を皮切りに、チョ・ソンファが起こした“ドロ沼”内紛事件など、ネガティブな問題が山積していた。そのため、キム・ヨンギョンが国内復帰するとなれば、韓国女子バレー界が再び活気を取り戻す役割が期待されている。

ただ、キム・ヨンギョンは自由契約選手(FA)ではないため、帰国する場合の行き先は前所属先の興国生命ピンクスパイダースとなる。

興国生命の関係者は「シーズン中のため、ひとまず残りの試合に集中している。まだ、キム・ヨンギョン選手と特に話は交わしていない。結局、選手本人が決めなければならない。昨年もキム・ヨンギョン選手の意志によって海外に出た。我々は戻ってくるのであれば歓迎するが、選手の選択には口出しできない。我々も接触を図るが、選手の決断が最も重要だ」とし、キム・ヨンギョン次第という立場を明らかにした。

◇キム・ヨンギョン プロフィール

1988年2月26日生まれ。韓国・京畿道出身。身長192cm。上海ブライトユーベスト(中国)所属。小学4年生からバレーを始め、2005年に新人ドラフト1位で韓国Vリーグの興国生命ピンクスパイダーズに加入。その後、JTマーヴェラス(日本、2009年~2011年)、フェネルバフチェ(トルコ、2011年~2017年)、上海ブライトユーベスト(中国、2017年~2018年)、エジザージュバシュ(トルコ、2018年~2020年)と海外を転々とし、2020-2021シーズンは11年ぶりに復帰した興国生命でプレー。東京五輪でキャプテンとして女子バレー韓国代表をベスト4に導いた後、2021年8月12日に代表引退を発表した。

2019年8月から『シッパンオンニ(食パンお姉さん)』という名前でYouTubeチャンネルを運営している。チャンネル登録者数は約137万人で、総再生回数は約7704万回。

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