「理解できない!」元バレー韓国代表キム・ヨンギョンの“授賞式欠席”で中国リーグに非難殺到のワケ

中国女子バレーボールスーパーリーグ(CVL)授賞式での元韓国代表キム・ヨンギョン(33、上海ブライトユーベスト)の不参加をめぐり、中国で非難が殺到している。

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中国メディア『シナスポーツ』が1月5日までに報じたところによると、前日の4日に広東省江門市の江門スポーツセンターで行われた授賞式で、キム・ヨンギョンが姿を見せなかった。

同会場では上海ブライトユーベストと遼寧による3位決定戦が行われた。キム・ヨンギョンは第1戦で21得点、第2戦で20得点を記録するなど、チームを勝利に導く活躍を披露したが、なぜか試合後の授賞式には参加しなかった。

同メディアは「授賞式は新型コロナウイルス感染防止のため、限られた人数だけ出席することができた。このため、キム・ヨンギョンは後輩選手に譲った」と、欠席の理由を説明している。

キム・ヨンギョン

上海ブライトユーベストは同日、チーム公式SNSで授賞式での集合写真を投稿した。写真にはもう一人の外国人選手であるアメリカ代表ジョーダン・ラーソン(35)も写っていたが、チームのエースとして活躍したはずのキム・ヨンギョンの姿はなかった。

『シナスポーツ』は、「キム・ヨンギョンを授賞式で見られないという事実を理解することは難しい」とし、「すべての選手が1シーズンの間最善を尽くした。所属選手は主力として起用されたかどうかは別として、ポディウム(表彰台)で栄光の瞬間をともにしなければならない」と伝えた。

そして、「中国バレーボールリーグは今シーズン、プロリーグらしくない姿をあちこちで見せた」と、リーグ運営方式や規定問題などを指摘した。

今シーズンのリーグ戦出場試合で平均15得点以上を記録したキム・ヨンギョンが、授賞式の参加者リストから外されたというニュースに、ネット上では「まったく理解できない」など、多くのバレーボールファンが中国バレーボールリーグと上海ブライトユーベストを批判していた。

なお、キム・ヨンギョンは3位決定戦を最後に上海ブライトユーベストとの契約が終了。今後は新たな所属先を見つける予定だ。中国に残る可能性は低く、韓国もすでに選手登録が締め切られていることから、欧州やアメリカなどが新天地になるものとみられる。

◇キム・ヨンギョン プロフィール

1988年2月26日生まれ。韓国・京畿道出身。身長192cm。上海ブライトユーベスト(中国)所属。小学4年生からバレーを始め、2005年に新人ドラフト1位で韓国Vリーグの興国生命ピンクスパイダーズに加入。その後、JTマーヴェラス(日本、2009年~2011年)、フェネルバフチェ(トルコ、2011年~2017年)、上海ブライトユーベスト(中国、2017年~2018年)、エジザージュバシュ(トルコ、2018年~2020年)と海外を転々とし、2020-2021シーズンは11年ぶりに復帰した興国生命でプレー。東京五輪でキャプテンとして女子バレー韓国代表をベスト4に導いた後、2021年8月12日に代表引退を発表した。

2019年8月から『シッパンオンニ(食パンお姉さん)』という名前でYouTubeチャンネルを運営している。チャンネル登録者数は約137万人で、総再生回数は約7704万回。

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