大韓体育会のイ・ギフン会長が、来る2月に開催される北京五輪と関連し、北京に出発する前までに最上の対策を施す計画であることを伝えた。
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イ・ギフン会長は1月5日、鎮川(チンチョン)国家代表選手村で行われた「2022北京五輪G-30メディアデー」に出席。
「2022年の練習を開始する意味深い日だ。今回の冬季五輪は2年間続いたパンデミック、外交ボイコットなどあらゆるイシューが重なったなかで行われる。厳しい状況のなかでも、選手たちは夢の舞台であるオリンピックでプレーするために黙々と練習している。大韓体育会はいかなる環境にも動揺せず、選手たちを支援する」とし、オリンピックに向けて支障なく準備を進める決意を明らかにした。
今大会最大の話題は新型コロナウイルスの感染防止対策だ。昨夏に開催された東京五輪を見ても、大会に参加した複数の選手、関係者が感染していた。
イ・ギフン会長は「まだ現地から防疫プロトコルが届いていない。近いうちに届くものと聞いている。国際オリンピック委員会(IOC)を通じて把握したところでは、徹底的にシステムを構築して防疫をしているようだ。厳格に管理し、問題が生じないよう最善を尽くそうとしていることも知っている。自ら管理し、気を付けなければならない」と伝えた。
今大会で韓国は、金メダル1~2枚の獲得を目標に掲げている。過去の冬季五輪やほかの大会と比べ、今回は他国より競争力が劣るという評価を受けている。
イ・ギフン会長は「もっとメダルを獲得できれば良いが、あらゆる状況を考慮すると限界がある。スノーボードやカーリングなどで入賞してくれると期待している」と述べた。なお、自国開催となった前回大会の2018年平昌五輪では金5枚、銀8枚、銅4枚を獲得していた。
選手団長を務める韓国氷上競技連盟のユン・ホングン会長は、「選手たちが厳しい状況のなかで負担を感じている。新型コロナによってこの2年間まともにトレーニングできなかった。それでも、血と汗を流して準備を進めてきた。こういうときほどピンチに強い人間が輝く。選手団長として物心両面で支援する」とし、「北京現地での健康問題が最も重要だと思う。少しでも問題が生じれば、4年間積み上げてきた実力が発揮できなくなる。体の管理を上手くできるよう最大限神経を使う。選手の意見を受け入れ、反映したい」と、感染予防に尽力することを強調した。
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