元新潟キム・ジンス、アキレス腱断裂の重傷から約8カ月ぶりに実戦復帰「希望を届けたかった」

かつてアルビレックス新潟に在籍した元韓国代表DFキム・ジンス(29、全北現代モータース)が、復帰戦を終えた心境を明かした。

【写真】キム・ジンス、美人妻とのラブラブツーショット

去る8月28日に全北現代のホーム、全州ワールドカップ競技場で行われたKリーグ1(1部)第28節の水原FC戦で、キム・ジンスは左サイドバックで先発フル出場した。なお、試合は2-2の引き分けに終わっている。

昨年8月に全北現代からアル・ナスル(サウジアラビア)へ移籍した後、今夏にレンタル移籍で全北現代に復帰したキム・ジンス。彼は今回、約1年ぶりに全北現代のユニホームを着てプレーしたと同時に、自身にとって約8カ月ぶりとなる実戦を戦った。

新たな目標は「右足でゴールすること」

キム・ジンスは昨シーズン、移籍したアル・ナスルで主力に定着していたが、2020年12月17日(日本時間)に行われた国王杯ベスト16のアル・ライード戦で右足のアキレス腱を断裂する重傷を負った。あまりの負傷の深刻さに選手生命も危ぶまれたほどだ。それでもキム・ジンスは懸命にリハビリを続け、全北現代で実戦復帰を果たした。

試合後、キム・ジンスは『OSEN』の取材に対し「アキレス腱の負傷が非常に深刻であることは知っていたし、周囲では“再起できないだろう”と否定的な話もたくさん聞いた」と切り出すと、「大きな負傷をした選手に希望を届けたかった。だからこそ、より熱心にリハビリをした。それに、皆のサポートもあって戻ってくることができた」と復帰の感想を明かした。

キム・ジンスは、アキレス腱を負傷していた選手とは思えないほどに激しいプレーを復帰戦で披露した。そこには、リハビリ期間に耳にした自身に対する不確実な噂への思いがあった。

「リハビリをしながらさまざまな話を聞いた。選手生活が終わるのではないかという話もあった。直接僕には言ってこなかったが、そんな話が聞こえてきた。それを聞いてさらに歯を食いしばって努力し、これまでやってきた。また新しい目標が生まれた。それは右足でゴールを決めることだ」

(写真提供=韓国プロサッカー連盟)水原FC戦でのキム・ジンス

キム・ジンスは負傷の影響もあり、2019年12月のE-1サッカー選手権を最後に代表から遠ざかっている。これまで2014年ブラジル大会、2018年ロシア大会と2大会連続でメンバーに選ばれなかったワールドカップも、2022年カタール大会の開催が来年に迫っている。

「ワールドカップ出場を2度も逃した」というキム・ジンスは、「一生懸命努力して代表チームに合流したい」と並々ならぬ決意を明らかにした。

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