ホンジュラス戦での大勝に続く「横浜の歓喜」を夢見た韓国だが、その夢は儚くも敗れ散った。待っていたのは「横浜の悲劇」だった。
キム・ハクボム監督率いるサッカーU-24韓国代表は7月31日、横浜で行われた2020東京五輪サッカー男子準々決勝のメキシコ戦で、前半だけで3ゴールを許し、3-6の惨敗を喫した。
韓国が五輪本大会でメキシコに敗れたのは今回が初めてだ。これまでの通算成績は5戦3勝2分けで一度も負けていなかった。
しかし、東京五輪で初の敗北を喫した。この日はイ・ドンギョンが2ゴールを決めて奮戦したが、守備陣が相手攻撃陣との1対1の競り合いや背後からのパスに全く対応できず、自滅した。
【関連】【単独PHOTO】韓国10番は号泣、ファン・ウィジョ沈痛…惨敗後のミックスゾーンで何が?
一方でメキシコでは、韓国相手に歴史的な大勝を収めたU-24メキシコ代表への称賛が相次いでいる。
メキシコ日刊紙『ミレニオ』は7月31日、横浜で行われた2020東京五輪サッカー男子準々決勝・韓国戦で自国メキシコ代表が6-3で大勝した後、「メキシコサッカーが五輪の夢をまた呼び起こした」と集中的に報道した。
このメディアは「メキシコは6-3の勝利で五輪メダル水準であることを立証した」とし「ハイメ・ロサーノ監督率いる選手たちは、今大会2試合目で日本に1-2で負けて疑われたが、韓国戦でそれを払拭した」とし、トーナメントで競技力が復活したと強調した。
同日、メキシコはアレクシス・ベガを前面に出して韓国の守備を無力化し、厭離・マルティン（2ゴール）とルイス・ロモ（1ゴール）らオーバーエイジの選手らがゴールを決めた。
『ミレニオ』は「韓国が2-5でリードされている状況でも対決の勢いを維持し、メキシコの隙を狙ってチャンスを狙った」としながらも、後半に交代で入ったエドゥアルド・アギーレが6点目の得点に成功したことにも触れた。
また別のメキシコ紙『エル·ウニベルサル』はこの日、決勝ゴールに続く3点目と追加点を入れる5点目の得点に成功したコルドバの活躍について「韓国の幻想を打ち砕く魔法の靴がさく裂した」と表現した。
前へ
次へ
