ケイン不在のトッテナム、新体制でソン・フンミンに求められるは“大エース”としての役割か

新監督の就任後、ソン・フンミン(28)の存在感がさらに増している。

ソン・フンミンは7月29日(日本時間)、MKドンズとのプレシーズンマッチに先発出場し、1ゴール1アシストを記録。トッテナムを3-1の勝利に導いた。

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ソン・フンミンは移籍が有力視されているエース、ハリー・ケイン(28)の代わりにセンターFWとして出場。ケインとプレースタイルの異なるソン・フンミンは、自慢のスピードで相手DFライン背後のスペースを幾度となく突き、MKドンズ守備陣を混乱に陥れた。

オフサイドラインを破るタイミングと、絶妙なフィニッシュは圧巻の一言。前半35分、ルーカス・モウラ(28)のスルーパスに反応し、絶妙なチップキックでゴールネットを揺らした。

ゴールを喜ぶソン・フンミンとデレ・アリ(手前)

続く後半12分。DFラインの裏でボールを受けたソン・フンミンは、デレ・アリ(25)に決定的なパスを送り、アシストを決めていた。

1ゴール1アシストのソン・フンミンは後半32分に、デーン・スカーレット(17)との交替でベンチに下がっている。

ソン・フンミンにかかる大きな期待

ソン・フンミンは、先のコルチェスター戦でも1ゴール2アシストを記録しており、プレシーズンの2試合で2ゴール3アシストと大車輪の活躍を見せている。しかも本来のポジションであるウイングではなく、センターFWとして攻撃陣の中核を担っている。

ゴールパフォーマンスをしているソン・フンミン(右)と、デレ・アリ

これまでケインが欠場した際にも、強力なシュートや優れたスピードで優れた活躍を見せてきたソン・フンミン。

そのため来シーズンの主戦場は、最前線の位置が有力視されているという。移籍報道が取り沙汰されているケインが去っても、同レベルのストライカーを即確保することは難しいからだ。よしんば新戦力を獲得できたとて、トッテナムでソン・フンミンほどの存在感を発揮することは難しいと言える。

最終的な落としどころとしては、ソン・フンミンがトッテナムのエースを張らなければならないとうことだ。ヌーノ・エスピーリト・サント新監督の指揮下で、ソン・フンミンは“大エース”としての活躍が期待されている。

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