「まずは謝罪からしたい」
キム・ハクボム監督率いるU-24韓国代表は7月2日、坡州(パジュ)サッカー国家代表トレーニングセンター(NFC)に招集された。
キム監督は去る6月30日、オーバーエイジ枠(ファン・ウィジョ、クォン・チャンフン、キム・ミンジェ)含む18人の最終エントリーを発表した。当時は心苦しくも選外とした教え子を思い浮かべ、目頭を熱くする場面もあった。
ところが、発表からわずか1日も経たないうちに、国際サッカー連盟(FIFA)から選手登録枠を22人に拡大する旨を知らされた。
このため結局、キム監督はさらに4選手を追加登録。2019シーズンにV・ファーレン長崎でプレーしたDFイ・サンミン(23、ソウルイーランドFC)のほか、MFキム・ジンギュ(24、釜山アイパーク)、DFカン・ユンソン(24、済州ユナイテッド)、GKアン・チャンギ(23、水原三星ブルーウィングス)を新たに招集した。
追加登録された4人も、7月2日にNFCに入所している。
数時間前に落選を宣言したばかりの選手たちが東京五輪代表入りすることになった。キム監督は2日にメディアの取材に応じた際、「まず私の方から(4人に)謝罪したいと思う。(代表落選で)失望しただろうから、申し訳ないと伝えたい」とし、「(4人には)その瞬間の私の選択が間違っていたということを(プレーで)見せてほしい」と強調した。
もっとも、選手登録枠の拡大で起用の幅が広がったのは事実だ。「4人増えてもマネジメントは変わらない」とキム監督は話しつつも、「体力的に負担の多いポジションがある。ローテーションができるのは幸いだ」と嬉しさをあらわにした。
U-24韓国代表は今後、7月13日にU-24アルゼンチン代表、17日にU-24フランス代表との国際親善試合を実施し翌17日に東京へ出発する。本大会ではニュージーランド、ルーマニア、ホンジュラスと同じグループBに所属している。
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