怒ったトッテナムのファンが「レヴィ、アウト!」を叫び、それを選手たちがなだめた。韓国代表FWソン・フンミン(28)も頭を下げていた。
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トッテナムは5月20日(日本時間)、本拠地トッテナム・ホットスパー・スタジアムで行われたプレミアリーグ第37節アストン・ヴィラ戦で1-2と敗れた。
勝ち点を獲得できなかったトッテナム(勝ち点59)は、ウェストハム(勝ち点62)に抜かれ7位に転落した。
出だしは良かった。前半8分にオランダ代表FWステーフェン・ベルフワイン(23)が先制ゴールを奪い、トッテナムがリードに成功した。
ところが、同20分にスペイン代表DFセルヒオ・レギロン(24)のオウンゴールで同点に追いつかれると、続く39分にもレギロンのパスミスからイングランド代表FWオリー・ワトキンス(25)に得点を許し、そのまま逆転負けを喫してしまった。
この日はトッテナムの今シーズンホーム最終戦だった。特に、1万人のサポーターがスタジアムに駆け付けただけに、今回の敗北はより痛烈だった。
逆転負けに怒ったトッテナムのファンは試合後もブーイングを飛ばし、「レヴィ、アウト!」と叫びながら抗議した。
トッテナムはいま、不振な結果のみならずジョゼ・モウリーニョ前監督の解任、イングランド代表FWハリー・ケイン(27)やソン・フンミンなど主力の退団説によって騒がしい。
プレミアリーグ6位を逃し、来シーズンのUEFAヨーロッパリーグ出場権まで失ってしまえば、主力の引き留めはより困難になる。こうした状況もあって、ファンはダニエル・レヴィ会長に痛烈な批判をぶつけていた。
ファンの抗議が静まらないことから、トッテナムの選手たちがピッチに再び戻ってくる事態もあった。
選手はスタジアムを回りながら、怒りに満ちたファンの心を落ち着かせていた。その中にいたソン・フンミンもファンに拍手を送り、最後はうなだれたままスタジアムを後にした。
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