「ソン・フンミン、ファン・ウィジョはオーバーエイジ枠候補にいる」
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U-24韓国代表率いるキム・ハクボム監督が、東京五輪本大会を3カ月後に控え最大の関心事となっているオーバーエイジ枠(OA枠)について“電撃発言”した。
キム監督は4月28日、坡州(パジュ)のサッカー国家代表トレーニングセンター(NFC)で行われた記者会見に出席。オリンピックに向けた青写真を明らかにした。
キム監督はOA枠について「11人の候補がいる。すべてのポジションにいる」とし、「ソン・フンミンも入っている」と語った。
ただし「まだ選定は難しい。昨年1月のU-23アジア選手権以降、一度も完全体で練習したことがないからだ」と、OA枠に関してはまだ何も確定していないことを明かした。
続けて、「(オリンピック前の)6月の強化試合はとても重要だ。最大限精鋭のメンバーを集め、選手たちを再評価しなければならない。そうしてやっとオーバーエイジ枠を具体化できるだろう」と強調した。
最近では、A代表の主力ストライカーであるファン・ウィジョが『SBS』とのインタビューで「(キム監督から)オリンピックに呼ばれたら必ず行く」と発言していた。これに関して、キム監督は「私にとってとてもありがたいことだ」としつつも、無条件での抜てきは否定した。
キム監督は「ファン・ウィジョも当然11人の候補に含まれている。本人が先に意志を明かしたからと言って、無条件で入ってくるものではない。オーバーエイジ枠は本当に必要なポジションに使うものだ」と断言した。
ソン・フンミンとファン・ウィジョは去る2018年、ジャカルタ・アジア大会に参加した当時のU-23韓国代表にチョ・ヒョヌとともにオーバーエイジ枠で出場し、金メダルを獲得したことがある。
ファン・ウィジョは当時、選出を巡る議論にも巻き込まれたが、最終的に9ゴールの活躍で大会得点王に輝いた。大会終了後にはガンバ大阪からボルドーへと移籍し、選手人生の転換点を迎えた。
「正直に言うと、オーバーエイジ枠が誰になるかは私もわからない」と明かすキム監督は、「良い選手と一緒にやっていきたいのは事実だが変数が多い」とし、「(所属クラブが)ダメだというのなら方法がない。11人の候補者全員と接触し、話を交わす」と述べた。
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