韓国では『キャプテン翼』を凌ぐ人気サッカー漫画『シュットリ』の真実とは?

幼い頃から天才的なサッカーセンスを誇った主人公シュットリは、世界最高の選手になるべくイタリアに渡るが、名門クラブに入団できず弱小チーム“コロンブス”で活躍する。

そんななか両親を飛行機事故で失い、サッカーで生きていくことを誓ったシュットリは、伝説の選手アルバートの指導を受けながら数多くのライバルと対戦して成長を重ね、やがてヨーロッパサッカー界で素晴らしい活躍を遂げていく……。

ちなみに、シッュトリとは、「シュート」と「ドリ(男の子を表すときに使われる固有語)」を組み合わせた造語。アニメの反響もあって、当時はサッカー小僧を見つけると、「シュットリ」とあだ名をつける場合も多々あったという。

韓国SBSで放映された『蹴球王シュットリ』

韓国で抜群の人気を誇ったわけだが、実はこの『シュットリ』、元は日本のアニメなのだ。

元のタイトルは『燃えろ!!トップストライカー』。1991年10月から1992年9月までテレビ東京系列で放映されたテレビアニメなのである。

当然のごとく、主人公の名前はシュットリではない。主人公の名前は吉川光だ。そのほかの登場人物も異なる。韓国ではアルバートという名だった恩師も、本来はロブソンという名前だった。

いずれにしても、韓国では今でもサッカー少年を表す言葉としても使われる「シュットリ」。KBSの人気バラエティ番組『ハッピーサンデー』では、平凡なチビッ子たちを集めたサッカーチームの成長を記録した『飛べ、シュットリ』というコーナーもあったほどである。

もしかしたら韓国では今日もどこかでシュットリがボールを蹴っているかもしれない。

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