新型コロナウイルス感染症の被害が深刻なイタリアで、封鎖措置の段階的緩和が控えている中、セリエAの再開にはまだ時間を必要であるとみられている。
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4月26日(日本時間)、イタリアのジュゼッペ・コンテ首相は現地紙『ラ・レプッブリカ』とのインタビューを通じ、封鎖措置緩和について語った。
コンテ首相は「来月4日からはすべての経済活動を再開させる。追加の封鎖措置が必要だとは思わない。来週初めに、新たなコロナ対策を発表する予定だ」と明らかにした。
イタリア当局は、新型コロナの事態に伴う封鎖措置を来月4日を起点に段階的に解除する方針を伝えた。だが、封鎖措置緩和以降も学校は9月まで閉鎖が続き、スポーツのビッグイベントも来年1月までは無観客で行われる見通しだ。
セリエAの再開日はまだ定められていない。先日、スポーツ長官とセリエAクラブによる会議を通じ、シーズンを早期終了させないことで合意がなされた。政府当局は、来月初めに封鎖措置が緩和された後、選手の個人練習を容認する方針だ。ただし、グループ練習は5月18日まで禁止される。
先月には選手内部で集団感染が発覚されたセリエAだが、最近ではイタリア国内での感染者数が以前よりも安定していることから、リーグ再開の可能性が台頭してきている。
とはいえ、長期間の休校令がなされるなど、新型コロナ拡散防止と感染予防のための措置が取られている状況だ。目標とする6月のリーグ再開が可能かは、未だ未知数である。
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