「阪神で17本」の助っ人がタイロン・ウッズ超え目前!ロハス、韓国KBOの外国人本塁打数新記録まで“あと7本”

阪神で“わずか17本”だった男が、韓国プロ野球の新記録を塗り替えようとしている。

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KTウィズのメル・ロハス・ジュニア(34)は4月23日、本拠地KTウィズパークで行われたSSGランダース戦の6回裏に本塁打を放った。初球のインコース149kmのストレートを捉え、飛距離130mの打球をライトスタンドへ。今月19日のキウム・ヒーローズ戦以来、3試合ぶりの今季4号目だった。

これでロハスは自己通算168本塁打を記録し、ハンファ・イーグルスのレジェンド外国人選手ジェイ・デイビスを抜いて、韓国プロ野球における外国人選手の通算本塁打ランキングで単独2位に浮上した。

デイビスは1999年から2006年まで(2003年を除く)ハンファに所属し、7シーズンで167本塁打を放ち同部門の2位を守っていたが、ロハスにその座を明け渡すことになった。

メル・ロハス・ジュニア
(写真提供=OSEN)メル・ロハス・ジュニア

韓国でMVP→阪神で大不振

ロハスは2017年6月、ジョニー・モネルの代替外国人選手としてKTと契約した。不振のモネルの“代役”程度に迎えられた選手だったにもかかわらず、すぐに韓国に適応。83試合で打率0.311、18本塁打、56打点の活躍を見せ、再契約に成功した。

2020年シーズンまでの通算成績は打率0.321、633安打、132本塁打、409打点、350得点。特にキャリアハイは2020年で、47本塁打、135打点、116得点、長打率0.680の個人4冠を達成し、レギュラーシーズンMVPにも選ばれた。

そして、ロハスは韓国での活躍を引っ提げ、2020年12月に日本の阪神タイガースと2年契約を結んだ。

だが、阪神時代は日本の投手への適応に完全に失敗し、苦難の時を過ごすこととなった。加入初年度から新型コロナウイルスの影響で就労ビザの発給が遅れ、4月にやっと日本に入国。5月に遅れてデビューしたものの、21打席連続無安打の不名誉をはじめ、60試合で打率0.217、8本塁打、21打点という成績に終わった。

2022年も89試合で打率0.224、9本塁打、27打点と大きな巻き返しはなかった。

メル・ロハス・ジュニア
(写真提供=OSEN)メル・ロハス・ジュニア

タイロン・ウッズ超えも目前

日本で不振を極めたロハス。そんな彼に再び手を差し伸べたのは古巣KTだった。KTは「KBOなら通用する」という判断のもと、果敢にも90万ドル(約1億3000万円)を投資し、ロハスを復帰させた。

ロハスは2024年シーズン、全144試合に出場して打率0.329、188安打、32本塁打、112打点、長打率0.568、出塁率0.421を記録し、完全復活を果たした。

この活躍を受けて、今季は180万ドル(約2億5860万円)で再契約を結んだ。もっとも、2025年は25日時点まで26試合で打率0.237、4本塁打、10打点とやや低調な滑り出しだ。それでも4本の本塁打を積み重ね、デイビスを抜くことに成功した。

メル・ロハス・ジュニア
(写真提供=OSEN)メル・ロハス・ジュニア

ロハスの次なるターゲットは、日本でも横浜ベイスターズ(現DeNA)と中日ドラゴンズで活躍したタイロン・ウッズだ。

ウッズは来日以前、1998年から2002年まで斗山(トゥサン)ベアーズ(前身のOBベアーズ時代含む)で614試合に出場し、174本塁打を記録。短期間で驚異の本塁打数を量産し、20年以上にわたって韓国プロ野球の外国人選手通算本塁打1位の座を守っている。

ロハスがあと6本の本塁打を打てばウッズにタイに並び、7本で単独1位となる。韓国プロ野球の外国人選手の歴史を塗り替えるその日が、いよいよ目前に迫っている。

(記事提供=OSEN)

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