韓国でMVP→阪神で失敗…ロハスが振り返る不振のワケ 「日本の投手は正面勝負しない」との見解も

かつて2020~2021年に阪神タイガースに在籍したメル・ロハス・ジュニア(33)が、苦しんだ日本時代を振り返った。

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ロハスは昨年12月7日、韓国プロ野球KBOリーグのKTウィズと総額90万ドル(日本円=約1億3438万円)で契約し、4年ぶり古巣復帰を果たした。

2017~2020年にKTでプレーし、4シーズン通算で打率0.321、633安打、132本塁打、409打点、350得点と大活躍を披露したロハス。特に2020年シーズンは本塁打(47本)、打点(135点)、得点(116点)、長打率(0.680)の4冠を受賞し、レギュラーシーズンMVPに輝くキャリアハイを築いた。

そんなロハスは、KTの1次春季キャンプ地の釜山(プサン)広域市・機張(キジャン)郡の現代自動車ドリームボールパークで取材に応じ、「以前から知っている選手も多く、キャンプを楽に始めることができた。天気が暖かくない日が多いのが残念だが、それでも状況に合わせて最善を尽くしている。2次キャンプでは日本の沖縄に行くので、良い天気のなかで準備ができそうだ」と、順調な適応をアピールした。

メル・ロハス・ジュニア
(写真提供=OSEN)メル・ロハス・ジュニア

2020年、ロハスとともに球団初のポストシーズン進出を果たしたKTは、ロハス退団直後の2021年に史上初の統合優勝を達成。その後も2022年レギュラーシーズン4位、2023年同2位と、4年連続でポストシーズン進出に成功している。今ではLGツインズ、KIAタイガースとともに3強の一角に挙げられている。

「4年前と比べてチームがとてもアップグレードされた。自分がいない間にもポストシーズンに進出し続け、経験値を積み、成熟した」とチームについて語ったロハスは「監督も、数回のポストシーズンと韓国シリーズ優勝を通じて、選手たちにどのように接さなくてはならず、どう面倒を見なければならないのかたくさん知るようになったと思う。強いチームの面貌を備えている」と評価した。

「日本の投手は球が速く、制球も良いが…」

ただ、ロハス個人としては2020年が“最後の栄光”だった。

韓国での成功を引っ提げ、2020年12月に阪神タイガースと2年契約を結んだが、“対NPB投手”の適応に徹底して失敗し、挫折の時間を過ごした。

加入初年度から新型コロナウイルスの影響でビザ発給が制限され、2021年4月になってようやく日本に入国。5月に遅れてのデビューとなったが、21打席連続無安打という不名誉など、60試合で打率0.217、8本塁打、21打点と寂しい結果に終わった。

2年目の2022年も、89試合で打率0.224、9本塁打、27打点と期待に見合った活躍はできなかった。

何が問題だったのか。ロハスは「日本と韓国が異なるスタイルの野球をするから、良いことと悪いことを申し上げることはできない。ただ、打者として何か話をしなければならないと言うならば、日本の方が韓国より球の速い投手が多いし、制球力の鋭い投手がもっと多かった」と分析した。

また、「韓国の投手はある状況で正面勝負を必要となれば自信を持って勝負に臨むが、日本の投手は例え本人がとても有名で優れた投手だとしても、自分がその前の打席で安打を打ったとすれば、ストライクを絶対に投げない。最初からボールを散らし、正面勝負をしない」と、自分なりの見解を明かした。

メル・ロハス・ジュニア
(写真提供=OSEN)メル・ロハス・ジュニア

そのような日本での失敗を経て、再び韓国の地に戻ってきたロハスの今季の目標は何だろうか。

「個人的な成績は、成し遂げられることすべてをここで成し遂げたと思う。これからは優勝することが最大の目標だ」と語ったロハスは、「もう一つあるとすれば、2020年よりもさらに強くなったロハスをお見せすることだ。身体的には2020年と大きな差を感じていない。これまで日本、ドミニカ共和国でプレーした経験でチームを助けられると思う」と、韓国での“第2の全盛期”を誓った。

(記事提供=OSEN)

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