サッカー韓国代表率いるパウロ・ベント監督が、4カ月ぶりに韓国に戻ってくる。
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本日(4月22日)午後、ベント監督は仁川国際空港を通じて韓国に入国する予定だ。
ベント監督は昨年12月のE-1サッカー選手権終了後、休息を取るのと同時に欧州で活躍する選手を視察すべく、母国ポルトガルへと帰っていた。
当初は2月に韓国へ戻る予定だったが、新型コロナウイルス感染症の拡大を受けて入国日を延期した。新型コロナの影響で2022年カタールW杯アジア2次予選などすべての代表戦も中止となり、ベント監督もポルトガルにとどまり状況を注視していた。
現在、ポルトガルでは感染者数が2万人を超え、死亡者数も735人に達しており、被害が大きい。一方で韓国は拡散が収まりつつあり、欧州よりも安定的な状態にあることから、ベント監督も韓国へ戻ることを決めた。
ベント監督を補佐する4人のコーチの内、3人も一緒に韓国に入国する。残る一人は一身上の都合により、入国は近日中になるとみられている。
ベント監督らは韓国入国後、他の外国人と同じく特別入国手続きを行うことになる。
現在、韓国政府は海外からの入国者に対し徹底的な管理を行っている。
仁川国際空港に到着したら、まず健康状態質問書と特別検疫申告書を提出。症状の有無確認や発熱チェックを行い、韓国での居住地や連絡先、危険地域への訪問有無を確認後、ようやく入国手続きに取り掛かる。
症状が無い場合は、入国審査を経て2週間の自己隔離期間に入る。隔離期間は専用アプリを通じ、自己診断を報告しなければならない。
症状が出た外国人は仁川国際空港の中央検疫医療支援センターで診断を受け、感染が発覚された場合には隔離病院または生活治療センターへと移送される。
ベント監督らコーチ陣は、韓国では京畿道(キョンギド)の一山(イルサン)に居住している。症状が無ければ一山で2週間自己隔離を行い、5月7日から通常通り活動することができる。
現時点で韓国代表の具体的なスケジュールは示されていない。すべての日程が延期となったため、6月に代表Aマッチが行われるかも不透明だ。
そのため、ベント監督は当面、5月中に開幕する可能性の高いKリーグで国内組の選手を視察するとみられている。
一方、女子サッカー韓国代表のコリン・ベル監督は新型コロナの事態でも韓国居住地の一山を離れなかった。
3月の東京五輪アジア最終予選プレーオフ中止が決まった後、ベル監督は母国イギリスへと帰らずに韓国内にとどまっていた。
これに対し、韓国サッカー協会関係者は「ベル監督は依然として国内にいる。選手たちの映像を見つつも対戦国の戦力分析も行い、予選への準備を進めている。時間も多くあるので、韓国語の勉強にも力を入れている」と明らかにした。
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