トッテナムが“果てしない墜落”を続けてる。
トッテナムは4月4日(日本時間)、英ロンドンのスタンフォード・ブリッジで行われたプレミアリーグ第30節でチェルシーに0-1で敗れた。後半5分にチェルシーの先制を許し、その後反撃に転じたが、得点を決めるには至らなかった。
トッテナムのキャプテンを務める韓国代表FWソン・フンミン(32)は左ウィングで先発フル出場したが、ゴールやアシストなどを記録することはできなかった。後半終盤にはカウンターから決定機を迎えたが、惜しくも相手GKの好セーブに阻まれた。
この日の敗戦で勝ち点獲得に失敗したトッテナムは、第30節終了時点で10勝4分16敗の勝ち点34とし、20チーム中14位にとどまっている。15位エヴァートン、16位ウェストハムとは勝ち点で並んでおり、次節の結果次第では16位まで墜落する可能性もある。
2015年夏のソン・フンミン加入以降、トッテナムにとって今季ほど厳しいシーズンはない。彼が在籍する過去9シーズでトッテナムが二桁順位に沈んだことは一度もなく、近年最も低迷した2022-2023シーズンでも順位は8位だった。
かつてオーストラリア代表や横浜F・マリノス、セルティックを率いたアンジェ・ポステコグルー監督の就任初年度(2023-2024シーズン)には5位でフィニッシュしたが、今季はシーズン通して深刻なスランプに陥っている。チームはこのまま“巻き返し”もなくプレミアリーグを終える可能性が高い。
ただ、幸いにも降格の恐れはない。18位イプスウィッチ・タウン(勝ち点20)、19位レスター・シティ(同17)、最下位サウサンプトン(同10)といった降格圏内のチームとはまだ勝ち点差に余裕がある。
それでも、プレミアリーグの名門クラブとして飛躍し、UEFAチャンピオンズリーグ、もしくは最低でもUEFAヨーロッパリーグ出場を目標としたトッテナムとしては、到底受け入れがたい現状であることは間違いない。
ポステコグルー監督体制でトッテナムは混乱が続いている。加齢によるパフォーマンス低下が指摘されるソン・フンミンの持ち味も活かせず、チームとして結果も出せていない。
本来なら解任の声が高まってもおかしくない状況だが、ポステコグルー監督は依然として指揮官の座にとどまり続けている。
◇ソン・フンミン プロフィール
1992年7月8日生まれ。韓国・江原道出身。身長183cm。大韓民国のサッカー選手で、サッカー大韓民国代表キャプテン。小学校と中学校ではサッカー部に所属せず、韓国代表経験のある父ソン・ウンジョン氏から直接指導を受けた。2010年にドイツ・ブンデスリーガのハンブルガーSVでプロデビュー。その後、2013年に移籍したバイエル・レバークーゼンで2年連続二桁ゴールを披露し、2015年にプレミアリーグのトッテナム・ホットスパーへと移籍。2021-2022シーズンにアジア人初のプレミア得点王に輝き、2023-2024シーズンよりキャプテンを務める。愛称は「Sonny(ソニー)」。
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