蔚山現代と同じグループリーグF組に編成されたオーストラリアのパース・グローリーは3月末、新型コロナウイルスの影響による経営難を訴え、選手団全員を解雇したという。
パースのトニー・セイジ代表は「リーグが止まった。もう収入がない。いずれ他のAリーグチームも私の決定に従うしかない」と話しているという。
彼の言葉通り、ACLに参加している他のAリーグのチームがパースと類似した対処をとれば、日程調整に支障が出るのは避けられない。
当初、AFCは8月2日前にグループリーグをすべて消化すれば、下半期にトーナメントまで行うことに問題はないという立場を固守した。
しかし、現在のサッカー時計はAFCに有利に動いてはいない。
はてして今季ACLは正常に行われるだろうか。前出のパクチーム長は、一部で提起されているACLの“完全中止”の可能性について「一般的なリーグと同様にACLも巨額の中継権料があるため、簡単に中止はしない。いかなる方式であれ、再開を目指す」と展望した。
AFCは最近、各国のリーグ事務局に4月10日以降に、今後の方針を具体化して伝えることにしているという。不確実性との争いで、はたしてどのような妙策を打ち出すのか、見守りたい。