浦和レッズユース出身でアビスパ福岡にも在籍した日本人MF邦本宜裕(27、遼寧鉄人)が、韓国で健康保険料を滞納していることがわかった。
韓国の国民健康保険公団は12月27日、公式ホームページを通じて4大保険料(健康保険、国民年金、雇用保険、産業災害補償保険)の高額・常習滞納者1万3688人のリストを公開した。
このリストに、邦本も健康保険料の高額滞納者として含まれていることがわかった。
リストによると、邦本は2021年12月から2022年7月まで8カ月分の健康保険料3130万ウォン(日本円=約340万円)を滞納している。
邦本は1997年10月8日生まれの27歳。浦和レッズユース、アビスパ福岡を経て2018年に韓国Kリーグに進出すると、慶南(キョンナム)FCでの活躍を受け、2020年に当時のKリーグ1(1部)王者である全北現代(チョンブク・ヒョンデ)モータースへと加入した。全北でプレーする日本人選手は邦本が史上初だった。
全北では主力としてプレーし、2020年シーズンに国内2冠(Kリーグ1、FAカップ)、2021年シーズンに史上初の5連覇となるKリーグ1優勝を経験した邦本だが、2022年シーズン途中の同年7月8日未明、飲酒運転をして警察に摘発された。当時の血中アルコール濃度は免許停止レベルだったという。
その後、邦本は7月13日に契約解除で全北を退団。以降はポルトガルのカーザ・ピアAC、マレーシアのジョホール・ダルル・タクジムを経て、今年2月より中国2部の遼寧鉄人でプレーしている。Kリーグ1では通算5シーズンで125試合17ゴール11アシストを記録した。
なお、今回公開された4大保険料高額・常習滞納者1万3688人の内訳は、健康保険9455人、国民年金2549人、雇用保険及び産業災害補償保険1684人で、滞納額の総額は5637億ウォン(約613億円)だ。
国民健康保険公団は「納付能力があるにもかかわらず、保険料を納付しない滞納者は、事前給与制限や差し押さえ、公売など強度の高い徴収を推進し、4代保険料滞納額縮小のために積極的に努力する」と伝えている。
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