2試合連続本塁打を放ち、ロサンゼルス・ドジャースを勝利に導いた大谷翔平(30)に韓国メディアも驚きを隠せない様子だ。
大谷は8月19日(日本時間)、米ミズーリ州セントルイスのブッシュ・スタジアムで行われたセントルイス・カージナルス戦に「1番・指名打者」で先発出場し、ソロ本塁打を放つなど1安打1打点を記録した。
1回表は三振、3回表は三ゴロに打ち取られた大谷だが、5回表に爆発した。一死走者なしで3打席目に立つと、相手先発ソニー・グレイ(34)が初球に投じた79.7マイル(約128.3km)のカーブを逃さず、力強くバットを振り抜いた。
ライナー上の打球はあっという間に右翼スタンドに飛びこんだ。113.5マイル(約182.7kg)と“弾丸”の打球速度で、飛距離は396フィート(約120.7m)も飛んだ。0-0の均衡を破る大きな一発だった。
前日に続く2日連続本塁打であり、シーズン39号目の本塁打だ。2年連続40本塁打まであと1本だけが残った。
同時に、「40-40」達成も目前としている。大谷は現在、39本塁打37盗塁としている。
ただ、前日には2盗塁を記録した大谷だが、今回は本塁打を除けば出塁がなかった。7回表は三振、9回表は一ゴロだ。盗塁を試みる機会がそもそもなかった。
言い換えると、出塁さえすればいつでも盗塁ができる。盗塁3個もそれほど困難な数字には見えない。
試合はドジャースが2-1で勝利した。5回の大谷の先制ソロ本塁打以降、ムーキー・ベッツ(31)が四球、ギャビン・ラックス(26)が安打で出塁すると、ミゲル・ロハス(35)の適時打で1点を加えた。8回裏にラーズ・ヌートバー(26)のソロ本塁打を浴びたが、1点リードを守った。
ドジャースの先発投手クレイトン・カーショウ(36)は、6回4被安打1四球2三振無失点の完投で勝利を手にした。
シーズン2勝目で、今季初のクオリティスタート(QS)だ。昨年6月28日のコロラド・ロッキーズ戦で6回無失点を記録して以来、418日ぶりにQSを成し遂げた。肩の負傷で一時は引退の話も出たが、ついに本来の“エースらしさ”を取り戻した。
カーショウ以降はエバン・フィリップス(29)が1回無失点、ダニエル・ハドソン(37)が1回1失点、マイケル・コペック(28)が1回無失点とし、試合を締めくくった。コペックは2日ぶりに再びセーブを獲得した。
打線では、大谷が決勝打の主人公となった。ほかでは、ロハスが3安打1打点、ベッツが2安打1四球1得点を記録した。ラックスも3安打と活躍を見せた。
ドジャースはカージナルスとのビジター3連戦を2勝1敗で終えた。変わらずナ・リーグ西地区1位だ。同日、サンディエゴ・パドレスが敗れたことで、勝差は再び3試合となった。
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