ホン・ミョンボ(洪明甫)監督率いるサッカー韓国代表の“韓国人コーチ陣”の編成が決まった。
韓国サッカー協会(KFA)は8月16日、韓国代表の新コーチ陣としてパク・ゴナ(朴建夏)氏、キム・ドンジン(金東進)氏、キム・ジンギュ(金珍圭)氏を選任したことを発表した。
また、今年6月の北中米W杯アジア2次予選で、キム・ドフン暫定監督体制の韓国代表コーチ陣に含まれていたヤン・ヨンミンGKコーチ、イ・ジェホン・フィジカルコーチ、チョン・ヒョンギュ・フィジカルコーチも今体制に合流する。
現役時代、2000年3~5月の短期間のみ柏レイソルに在籍した経歴を持つパク・ゴナ氏は、2012年ロンドン五輪でホン・ミョンボ監督率いるU-23韓国代表のコーチを務め、韓国サッカー史上初の銅メダル獲得に貢献したことがある。
その後はA代表コーチとして2014年ブラジルW杯、2015年アジアカップなどを経験。クラブでも中国の大連一方(現・大連人職業)や上海申花でヘッドコーチを務め、直近では2020~2022年に水原三星(スウォン・サムスン)ブルーウィングスの監督を務めた。
以降、近年はKリーグを主管する韓国プロサッカー連盟のTSG(技術研究グループ)委員として活動し、今年はKリーグ2(2部)の解説者を務めていた。また、前出のキム・ドフン暫定監督体制でもコーチを務めた。
キム・ドンジン氏は現役時代、韓国代表DFとして2006年ドイツW杯、2007年アジアカップ、2008年北京五輪、2010年南アフリカW杯に出場したほか、ロシアのゼニト・サンクトペテルブルクや中国の杭州緑城(現・浙江FC)、タイのムアントン・ユナイテッド、香港の傑志などでプレーした。
引退後は傑志でコーチを務め、着実に指導者としてのキャリアを積み上げてきた。
かつてジュビロ磐田、ヴァンフォーレ甲府、ファジアーノ岡山でプレーした元Jリーガーのキム・ジンギュ氏も、韓国代表で2006年ドイツW杯、2007年アジアカップなどに出場。2017年限りで引退後は、FCソウルでユースコーチを経てトップチームのコーチ、監督代行、戦力強化室長など、あらゆる職務を引き受けてきた。
ホン・ミョンボ監督体制で新たにコーチを務める3人は、本日(8月16日)のKリーグ視察より代表コーチとしての活動を始める。
なお、韓国人コーチ以外の外国人コーチに関しては、現在交渉が最終段階であり、来週にも正式発表がなされる予定だ。
(構成=ピッチコミュニケーションズ)
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