12年ぶりの開幕黒星スタートとなったKリーグ前季王者の全北現代モータースだが、その中にも光明はあった。
今シーズンから全北現代でプレーするU-23韓国代表FWチョ・ギュソン(22)が、2月12日に行われたACL初戦の横浜F・マリノス戦で後半6分から途中出場し、全北現代での公式戦デビューを飾った。
すると、0-2で迎えた後半34分に初ゴールを決める。ペナルティエリアを飛び出したマリノスGK梶川裕嗣が処理を誤ると、ボールを受けたチョ・ギュソンが冷静に無人のゴールへ流し込んだ。
試合は1-2でマリノスが勝利した。
試合後、チョ・ギュソンは「デビュー戦で勝利を飾りたかったが、惜しい結果に終わった。ビハインドの状況は勝っているときと雰囲気が違った。コーチの分析通り自分ができることだけを考え、ピッチに入った」と途中交代で果たしてデビュー戦の感想を語った。
そして、「イメージしていたACLと大きな違いはなかった。予想した通りにできたと思う。相手GKが飛び出してくるのはわかっていた。ゴールが空いていたので、自信を持って蹴り込んだ」とゴールシーンを振り返った。
全北現代はKリーグの中でもトップクラスの選手が集うチームだ。昨シーズン、FC安養でKリーグ2(2部)のデビューシーズンを送ったチョ・ギュソンはステップアップに成功し、Kリーグ1(1部)強豪の全北現代でキャリア2年目のシーズンを送る。
「最初は適応が簡単ではなかった。とても大変だった。先輩たちについていくのがやっとだった。苦しい部分もあったが、先輩たちが気遣ってくださり、適応も上手く進んでいる」と明かした。
チョ・ギュソンは、キム・サンシクコーチのアドバイスがデビューゴールにつながったと明かす。
「相手はラインを高く上げてくるチームなので、オフサイドにかからないタイミングをコーチが伝えてくれた。また、(イ・)ドングッ先輩の動きをよく見てたくさん学びなさいと話してくれた」と述べたチョ・ギュソン。今後の活躍に期待したい。
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