10月3日、日本の等々力陸上競技場でAFCチャンピオンズリーグ(ACL)グループI第2節の川崎フロンターレ対蔚山現代(ウルサン・ヒョンデ)が行われ、蔚山が0-1で敗れた。
試合は前半から川崎Fが攻勢を強める展開となり、後半44分にMF橘田健人が決めたミドルシュートが決勝点に。
合計シュート数15本(枠内4本)の川崎Fに対し、合計シュート数5本(枠内1本)とチャンスを得られなかった蔚山は、終了間際の失点で大会初黒星となった。
試合後の記者会見には、蔚山からホン・ミョンボ監督が出席した。
以下、ホン・ミョンボ監督との一問一答。
◇
―試合の感想は。
「結果的に我々が負けましたが、それでも選手たちが準備した通りに上手く試合を戦ったと思います。終盤に体力的に困難があり、それを乗り越えることの難しさもありましたが、全体的に選手たちはとてもよくやったと思います」
―DFブロックが崩れていなかったなかで、最後にミドルシュートで決勝点を許した。失点シーンについては。
「我々が守備をしていた立場として、ボールが逆に展開された状況でポジションバランスが良くなく、そこにスペースがありました。シュートを打つ選手の判断だったと思いますが、その状況ではシュートしかなかったなかでそれを決めて、ゴールが決まったと思います。瞬間的に組織的に、少し外れてしまったのが問題だったと思います」
―川崎Fがボールを多くつないだこともあり、敵陣では前線からプレスをかけることがあまりなかったが、そのような戦い方を選択した理由について。
「我々は基本的に、前線からのプレスよりはミドル以下で守備をし、その次に状況の判断で前線からプレスをかけます。今日の選手たちのプレスはチームで準備したことなので、前線からプレスをしたとしても間違っているわけではなく、自分たちが準備した通りに上手くできたと思います。相手に後方へ抜け出されないためにも、よりコンパクトにディフェンスをしました。選手たちもそれを整理して、上手くやってくれたと思います」
―ACL第2節を終えて1勝1敗となった。川崎Fとは次回、12月12日にホームで対戦するが。
「今日の結果についてはリセットして、次に控えるリーグ戦に向けてしっかり準備をしたいと思います。川崎Fとはグループステージの最終戦で対戦しますが、それまで時間も十分あります。選手たちも川崎Fのサッカーに対し適応できた部分もあると思うので、特別に今何か準備しなければならないとは思っていません」
―川崎Fのハイプレスに対して自分たちの思い通りにボールを前進させることができたのか、それとも思い通りに行かなかったか、監督の率直な感想は。
「前半は相手の前線からのプレスに困難がありましたが、後半は改善されたと思います」
(文=ピッチコミュニケーションズ)
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