「やはり怪物だった」川崎Fチョン・ソンリョン、同郷のバイエルンDFキム・ミンジェを絶賛のワケ

川崎フロンターレのGKチョン・ソンリョン(38)が、バイエルン・ミュンヘンでデビューを飾ったDFキム・ミンジェ(26)について飾った。

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7月29日、国立競技場で行われた「スカパー!ブンデスリーガジャパンツアー2023 Audi Football Summit」で川崎Fはバイエルンに0-1で敗れた。

先発出場したチョン・ソンリョンは前半45分のみのプレーだったが、安定的なセーブで無失点を記録した。川崎Fは後半に決勝ゴールを許して敗れたが、バイエルン相手に数回決定的なチャンスを作るなど、ドイツ王者相手に競争力を証明した。

チョン・ソンリョンは試合前、同郷のキム・ミンジェと会話を交わしていた。また、試合後にはミックスゾーンでお互いのユニホームにサインをして交換するなど、和やかに健闘を称えあっていた。

試合後、ユニホーム交換をするチョン・ソンリョン(左)とキム・ミンジェ(右)

「試合前に“おめでとう。これからも応援する”と伝えました」とキム・ミンジェとの会話内容を明かしたチョン・ソンリョンは、「長い間休んで、トレーニングを再開して間もない状態で初の試合を戦ったようですが、やはり“モンスター”らしくインパクトがありました。素晴らしい選手です」と絶賛した。

そして、「”壁”という感じを受けました。守備だけではなくセットプレー、攻撃時のスプリントなどもすごかったです。コンディションがまだ上がっていないのにあれなのだから、コンディションが上がれば本当にもっと恐ろしい選手になると思います」と感嘆した。

キム・ミンジェは同日、前半途中に爆発的なスピードでペナルティエリア外左サイドを突破した後、ゴール前にグラウンダークロスを放った。センターバックでありながらサイドバックのように動き、アシスト未遂のプレーを披露した。

チョン・ソンリョンは「韓国代表の試合をたくさん見ました。そのようなプレーをすると予想していましたが、本当に驚異的でした」と語った。

ユニホーム交換後、笑顔で握手を交わすチョン・ソンリョン(左)とキム・ミンジェ(右)

川崎Fは敗れたものの、後方からショートパスをつないでゴールを目指す特有のスタイルでバイエルンを苦しめた。数回迎えた決定機を決められていれば、展開も変わっていたはずだ。

「勝利はできませんでしたが、素晴らしい選手たちを相手に最善を尽くしました」と力を込めたチョン・ソンリョンは、「我々は挑戦するサッカーをしています。なるべくキーパーからビルドアップに参加し、ボールを保持して攻撃するサッカーをしようと思っています。Kリーグもチェックしていますが、蔚山現代や光州FCなど、数チームは面白いパスサッカーをしているようですね。それでファンも増えていると思います」と述べた。

チョン・ソンリョン

なお、川崎Fは来る8月2日に高知ユナイテッドSCとの天皇杯4回戦、6日にホーム・等々力陸上競技場でガンバ大阪とのJ1リーグ第22節を戦う予定だ。

(構成=ピッチコミュニケーションズ)

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