かつてヴィッセル神戸、柏レイソルでも活躍したGKキム・スンギュ(32、アル・シャバブ)が、韓国代表の“臨時キャプテン”を務める見通しだ。
韓国代表は6月16日、釜山(プサン)アジアド主競技場でペルー代表との国際親善試合を戦う。
試合に先立ち、前日の15日に行われた記者会見には、ユルゲン・クリンスマン監督とキム・スンギュが出席した。
今回の韓国代表は“変化”が多い。
まず、主力センターバックのDFキム・ミンジェ(26、ナポリ)が兵役による訓練所入所、DFキム・ヨングォン(33、蔚山現代)が負傷により招集外となった。
さらにはキャプテンのFWソン・フンミン(30、トッテナム)も、シーズン終了後にスポーツヘルニアの手術を受けていたことが明らかに。現在、回復を進めている最中というが、ペルー戦で出場できるかは不透明だ。
実際、クリンスマン監督も「ソン・フンミンはベンチでともにする」とエースの先発回避を示唆するとともに、「最初に合流したときより(コンディションが)かなり良くなった。出場できるだろうという希望は多少あるが、状態を見守らなければならない」と慎重な立場を示していた。
そんなソン・フンミンのベンチスタートもあり、ペルー戦ではキム・スンギュがキャプテンマークを巻くものとみられる。
キム・スンギュは会見で「覚悟というより、まずは以前と異なるDFラインでプレーをしなければならない。新しい選手たちとアジアカップに向けて準備する過程で、どんなことが起こるかはわからない。このような状況がまた生じたとき、自信になるだろう。無失点で抑えたい」と意気込みを伝えた。
前回の3月Aマッチではウルグアイ代表、コロンビア代表と対戦して1分1敗と、未だ勝利のないクリンスマン監督体制の韓国代表。はたしてペルー相手に新体制初白星を挙げられるのか、“臨時キャプテン”キム・スンギュを筆頭に選手たちの奮闘に期待したいところだ。
(構成=ピッチコミュニケーションズ)
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