「十分誤解される状況…キム・ミンジェは僕の好きな選手だ」
サッカー韓国代表キャプテンのFWソン・フンミン（30、トッテナム）が、3月の国際Aマッチ期間に発生したDFキム・ミンジェ（26、ナポリ）との“不仲説”について、本紙『スポーツソウル』を通じて初めて口を開いた。
ソン・フンミンは4月4日（日本時間）、英リバプールのグディソン・パークで行われたプレミアリーグ第29節エバートン戦を1-1で引き分けた後、ミックスゾーンで本紙の単独取材に応じた。
ソン・フンミンは「ミンジェと対話したが、僕がどれだけ彼を好きなのかわかるだろう。ミンジェも十分誤解される状況だったと思う」とし、「（周りは）ミンジェが過ちを犯したと言っているが、自ら過ちを認め、受け入れたのではないか」と、気苦労する後輩の状況をむしろ残念がった。
キム・ミンジェは去る3月28日、ソウルワールドカップ競技場で行われたウルグアイ代表との国際親善試合の後、報道陣に対し「メンタル的にかなり厳しい状態だ。代表チームより所属チームにだけ気を使い、集中したい。サッカー的にも体も大変だ」と伝えた。
この発言が、韓国サッカーファンの間で「代表チームの重みを軽く考えている」として多くの批判を集めた。
そして、ちょうど同じ時期に、ソン・フンミンがインスタグラムで「国のためにプレーするということ、サッカー韓国代表のユニホームを着るということは、常に誇らしく光栄なことだ」という文を残していた。
すると、直後にキム・ミンジェがインスタグラム上でソン・フンミンのアカウントを“アンフォロー”したことが確認され、こちらも物議を醸した。
ソン・フンミンは以前から、国際Aマッチ終了後に似たような内容をSNSに投稿し、ファンに感謝のメッセージを伝えていた。ただ、キム・ミンジェがソン・フンミンの投稿を自身の発言直後に出たものと誤解し、関係が悪化したと解釈する人が多かった。なかには2人の“不仲説”を提起する人もいた。
結局、キム・ミンジェは4月1日に代理人を通じて立場文を発表。「軽率だった。間違っていた。（ソン・）フンミンさんは代表チームの招集が終わると、いつもそのような文章を載せていたが、前日に行ったインタビューによって誤解をし、常識外れの行動をした」とし、「フンミンさんに別途連絡して謝罪し、もう一度申し訳ないと申し上げたい」と伝えていた。
これについてソン・フンミン自身は、「ミンジェがどれだけ韓国サッカーに重要な人材なのか、僕もよく知っている。今回のことで僕がミンジェをどれだけ考えているのか、彼も感じたと思う」とし、「今後もっと助けてあげたい。ミンジェがこれからもっと良いサッカー選手であり、人間に成長するきっかけになることを願う」と話していた。
（構成＝ピッチコミュニケーションズ）
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