“二刀流”で米メジャーリーグを平定した大谷翔平(28、ロサンゼルス・エンゼルス)が、2023年WBC(ワールド・ベースボール・クラシック)でも完璧な投打兼業を披露し、侍ジャパンを14年ぶり優勝に導いた。
そして、最後の最後に実現したマイク・トラウト(31)との夢の同僚対決でも完勝を収めた。
大谷は3月22日(日本時間)、米フロリダ州マイアミのローンデポ・パークで行われた2023年WBC決勝のアメリカ代表戦でクローザーとして登板し、1回無失点を記録。侍ジャパンを14年ぶり3度目のWBC制覇に導いた。
この日、「3番・指名打者」として先発出場した大谷は3-2と僅差でリードした9回表にクローザーとして登板した。これに先立ち、打席では3打数1安打1四球を記録した。
大谷は先頭打者のジェフ・マクニール(30、ニューヨーク・メッツ)をフルカウントの末四球で塁に出した。しかし、後続のムーキー・ベッツ(30、ロサンゼルス・ドジャース)を併殺打に抑え、アウトカウント2つを奪った。
最後の打者は、エンゼルスのチームメイトでアメリカ代表キャプテンのトラウトだった。
WBC決勝の舞台で実現した夢の直接対決の勝者は大谷だった。
大谷は100マイル(約160km)の直球を果敢に投げ、勝負を3ボール2ストライクのフルカウントまで持ち込んだ。そして最後、決め球のスライダーを三振に仕留め、感激の優勝を味わった。
大会通して大活躍を繰り広げた大谷は、2023年WBCのMVPに輝いた。
(記事提供=OSEN)
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