17時40分頃、代表選手たちが姿を現した。その瞬間、ファンの歓声は瞬間的に大きくなった。
韓国サッカー協会(KFA)のチョン・モンギュ会長は、「多くの声援と応援のおかげで良い成績を収められました。感謝しています」と伝えた。
カタールW杯限りでの退任を表明したベント監督も、大勢の歓迎の人手に笑顔を見せながら、「幸せで光栄です。4年間、代表チームとともに過ごしましたが、支援と応援があったからこそ高みに上がることができました」と述べた。
キャプテンのFWソン・フンミン(30、トッテナム)は「歓迎してくださってありがとうございます。ここで終わりではありません。これからも応援してくだされば、後ろを振り返ることなく、前にもっと進めるよう頑張ります。W杯期間の間、幸せにしてくださったことに感謝しています」とし、「“折れない気持ち”という言葉が僕たちを走らせるようにしてくれました」と強調した。
10大会連続11回目のW杯出場となったカタール大会で、韓国代表は“ドーハの奇跡”を描いた。ポルトガル、ウルグアイ、ガーナと難敵が揃ったグループステージから劇的にベスト16入りを果たしたからだ。
韓国はポルトガルとの最終節を戦うまで、1分1敗で自力突破の可能性が消滅と崖っぷちに立たされていた。
突破のためにはポルトガル相手に勝利が必須で、他会場の結果次第という厳しい条件だった。それでも、ポルトガルに後半アディショナルタイムの逆転ゴールで2-1と劇的に勝利し、裏でガーナがウルグアイに2-0で勝利したことで、韓国がグループ2位で12年ぶりの決勝トーナメント進出を決めた。
決勝トーナメント1回戦では世界1位のブラジルに1-4の大敗を喫し、ベスト16でW杯の戦いに幕を閉じた。それでも、多くの人々から拍手を受けるほどのパフォーマンスと闘志のこもった戦いぶりで、国民に歓喜と感動をもたらした。
(構成=ピッチコミュニケーションズ)
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