カタールW杯アジア最終予選で2位以上が確定し、10大会連続11回目となる本大会出場を決めた韓国代表だが、まだ戦いが終わったわけではない。
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韓国代表は来る3月の最終予選で、24日にホームでイラン代表、29日にアウェーでUAE代表と対戦する。
すでに大会出場が決まっているからといって、緊張を緩めてはならない。なぜなら、4月1日にカタール・ドーハで実施予定のW杯組み合わせ抽選会に大きな影響を及ぼしかねないからだ。
W杯グループステージの組み合わせ抽選は、出場国32チームを8チームずつ、FIFAランキングの順に4つのポットに分ける。
その後、ポット毎に抽選を行い、グループをAからHまで分ける。ただ、同じ大陸のチーム同士が同組に入ることはない。
開催国のカタールはFIFAランキングに関係なくポット1に入り、大陸間プレーオフを通じて出場する2チームはポット4に入る。
このため、韓国は少なくとも6チームを順位で上回ることができなければ、ポット3に入ることができない。
韓国は昨年12月基準のFIFAランキングで33位だった。現在までにW杯本大会出場を確定した15チームの中では、カタールを除いて最も順位が低い。
韓国のポット3入りの可能性は開かれている。そのためには、3月の国際Aマッチで最大限高いポイントを稼がなければならない。本大会出場国で侮ることのできる相手はいないとはいえ、“死の組”だけは避ける必要がある。
前回の2018年ロシアW杯でポット4に入った韓国は、グループステージでドイツ代表、スウェーデン代表、メキシコ代表と同居する“死の組”に入った。当時の韓国はFIFAランキング62位で、グループステージでは最終戦でドイツに勝利したものの、決勝トーナメント進出は失敗した。
FIFAランキング算定基準を適用したリアルタイムでの順位変動では、韓国は1～2月に15.60ポイントを追加し、順位を29位にまで上げている。
アフリカや北中米カリブ海、南米では最終予選が依然として進行中だ。組み合わせ抽選は最終予選が終了する3月末のランキングを基準に行われる。それだけに、3月に行われる残りのW杯最終予選2試合がいつにも増して重要だ。
加えて、W杯最終予選は国際親善試合よりも加重値が5倍も高い。また、ホームでの対戦が残されているイランはFIFAランキング21位と韓国より順位が高いため、勝利すればさらに高い点数を確保できる。
すでに突破を決めた最終予選だが、最後の最後まで総力を挙げて戦ってこそ、2010年南アフリカW杯以来3大会ぶりとなる国外開催のW杯での決勝トーナメント進出により近づくことができる。
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