かつてベガルタ仙台に在籍した元韓国代表FWキム・ウンジュン(42)が、U-20韓国代表監督に就任した。
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韓国サッカー協会(KFA)は12月15日、キム・ウンジュンをU-20韓国代表の新監督に選出したことを発表した。
キム・ウンジュンは来年1月から2023年に開催予定のU-20ワールドカップ本大会までチームを率いる。ただ、U-20韓国代表がW杯本大会に出場できなかった場合、契約は解除される。
キム・ウンジュンは現役時代にストライカーとして活躍したレジェンド的選手だ。
1997年に大田(テジョン)シチズン(現・大田ハナシチズン)でプロデビューした後、2003年にはベガルタ仙台にレンタル移籍で加入し、10試合2ゴールを記録するも、チームのJ2降格を防げず。
その後はFCソウル、済州(チェジュ)ユナイテッド、長沙金徳(現・広州城)、江原FC(カンウォン)FC、浦項(ポハン)スティーラースと渡り歩き、最後は2014年に古巣の大田で現役を引退。Kリーグ通算記録は444試合出場、123ゴール56アシストだった。
大田は2016年6月に開催した引退式で、キム・ウンジュンが着用していた背番号18番を同年から18年間永久欠番とすることを決定している。
引退後、2015年からベルギーのAFCテュビズでコーチとして指導者生活を始めたキム・ウンジュンは、2017年にU-23韓国代表のコーチに就任。当時のキム・ハクボム監督を補佐し、2018年ジャカルタ・アジア大会と2020年U-23アジア選手権の優勝、2021年東京五輪のベスト8入りに貢献した。
KFAのキム・パンゴン国家代表戦力強化委員長は、「今年11月から、監督選任小委員会で候補者10人を対象に選任に必要な議論をスタートした。その後、候補を3人に絞り、直接会って話を聞いた。最終的に監督選任小委員会から2人を推薦し、15日、協会がキム・ウンジュン監督を選任した」と、選出の経緯を説明。
続けて、「キム・ウンジュン監督は直近4年間でU-23韓国代表コーチとして活動し、選手育成と国際大会準備に必要なノウハウを十分に習得していると判断した。彼が試みる素早い攻撃の展開、前線から相手を制圧する積極的な守備戦術は、我が協会が追求する能動的なサッカー哲学に合致する。また、正しく合理的な性格、斬新なイメージ、若手選手との円満なコミュニケーション能力も高い評価を得た」と述べた。
キム・ウンジュン監督率いるU-20韓国代表は、来年行われるU-20アジアカップ予選に出場する。続けて、2023年に行われるU-20アジアカップ本大会で4位以内に入れば、同年に開催予定のU-20ワールドカップに出場できる。
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