Kリーグの全クラブがACL16強に進出することができるだろうか。条件は?

2019年05月11日 サッカー #ACL

アジア・チャンピオンズリーグ(ACL)に出場するKリーグ勢の4クラブは、すべて決勝トーナメントに進出することができるだろうか。大邱FCと慶南FCがその鍵を握っている。

蔚山現代と全北現代は、5月7日に早々と決勝トーナメント進出を決めた。グループステージの日程を1試合残したまま、グループ1位を確定させた。

【関連】蔚山現代と全北現代がACL決勝トーナメント進出を早々に決める

蔚山はミケル・ディスケルドのヒールキックゴールでシドニーFC(オーストラリア)を撃破。昨シーズン国内リーグ優勝クラブが揃った“死の組”を突破した。その2時間後、全北も続いた。中国スーパーリーグで8戦8勝の北京国安を、キム・シンウクのヘディングゴールで下した。

残ったのは、大邱と慶南だけだ。両クラブは来る5月22日、グループステージ最終戦の結果に基づいて、16強に進出できるかどうかが決まる。

(写真=韓国プロサッカー連盟)大邱FC(左)と慶南FC

見通しが明るい方は大邱だ。去る5月8日のグループステージ第5戦で、メルボルン・ビクトリーを4-0で圧倒し、3勝2敗・勝ち点9を記録した。

同じ時間、サンフレッチェ広島が広州恒大(中国)に勝ち、大邱が2位に浮上した。最後の対戦相手は、広州恒大(2勝1分2敗・勝ち点7)だ。大邱は負けなければ、決勝トーナメント進出が決まる。

慶南は、自力でのグループステージ突破が不可能となった。5月8日、山東魯能に1-2で逆転負けを喫したためだ。山東魯能(3勝2敗・勝ち点11)がグループ1位を決めており、慶南は1勝2分2敗・勝ち点5の3位となっている。

決勝トーナメント進出のためには、2位鹿島アントラーズ(2勝1分2敗・勝ち点7)と順位をひっくり返さなければならない。最終戦で、鹿島が山東魯能に敗れるのが前提条件だ。その時、慶南がジョホール(マレーシア)に勝利すれば、2位に浮上することができる。

慶南がジョホールに敗れると、アウェーゴール差でジョホールが16強に進出し、引き分けると鹿島が漁夫の利を得ることになる。

Kリーグの4クラブがすべて16強に進出したのは、2015年が最後だ。当時、全北、水原三星、FCソウル、城南FCが決勝トーナメントに進出した。2016シーズンには全北とFCソウルが、2017シーズンは済州ユナイテッドだけが16強に入った。

2018シーズンは全北、蔚山、水原がグループステージを通過し、韓国はACL決勝トーナメント進出クラブの最多“輩出国”となった。

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