かつて2012~2014年にアルビレックス新潟に在籍したDFキム・ジンス(29、全北現代モータース)が、韓国代表復帰の心境を明かした。
10月に行われる2022年カタールW杯アジア最終予選で、来る7日にホームの安山(アンサン)ワースタジアムでシリア代表、12日にアウェーのアザディ・スタジアムでイラン代表と対戦する韓国代表。
去る9月27日に発表されたメンバー27人にはキム・ジンスも含まれた。2019年12月に行われたE-1サッカー選手権以来、約1年10カ月ぶりの代表復帰だ。
昨年8月に全北現代(チョンブク・ヒョンデ)からアル・ナスル(サウジアラビア)に移籍したキム・ジンスは、同年11月に国際Aマッチを戦う韓国代表メンバーに選ばれていたが、合流前に新型コロナウイルス感染が発覚して辞退。その後、右足のアキレス腱を断裂する重傷で長期離脱したこともあり、長らく代表から遠ざかっていた。
ただ、今夏にレンタル移籍で全北現代に復帰すると、8月28日のリーグ戦で約8カ月ぶりに実戦復帰を果たし、以降は主力に定着。これらの活躍が評価され、今回の韓国代表メンバーに含まれることとなった。
4日、韓国代表の練習拠点である坡州(パジュ)のサッカー国家代表トレーニングセンターで、キム・ジンスは韓国サッカー協会(KFA)を通じてコメントを伝えた。
「最後にいつ代表に入ったのか思い出せないが、色んな記事を見てどれだけ長い時間が経ったのかがわかった」と振り返るキム・ジンスは、「ここに来るときはいつも気分が良いし、責任感も感じる。自分が何をすべきか探して上手くしなければならない」と述べた。
また、「最終予選の試合はたくさん観た。今回も重要な試合だということはよくわかっている。何かほかに話すというより、勝利だけを考えてプレーすれば勝てる。代表には経験豊富な選手も多いので、お互いに上手く溶け込めば良い結果が出ると信じている」と、チームメイトへの信頼も明かした。
最後に、「2試合とも勝つということが自分だけでなくすべてのメンバーの覚悟だ。全員が勝利だけを考えている。個人的な目標としては、負傷をせずに試合を終えることと、自分がどのような部分でチームの助けになるかを考えて、スタジアム内外で自分のできることをすることだ」と意気込みを明かした。
2013年7月にA代表デビューを果たして以降、国際Aマッチ46試合出場の実績を誇るキム・ジンス。経験豊富なベテランが韓国代表に勝利をもたらせるか注目したい。
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