元サッカー韓国代表のパク・チソンが、悪質コメントへの法的措置を宣言した。
パク・チソンのマネジメントを務めるETOILE CLASSICは6月18日、「パク・チソンは法務法人一賢(イルヒョン)を代理人に選任し、侮辱的な誹謗をした悪質なインターネット掲示板作成者を16日に瑞草(ソチョ)警察署に告訴した」と発表した。
パク・チソン側はネット上の悪質なコメント等について、これまで持続的なデータ収集を行ってきたという。
同側は「ユ・サンチョルさんが死去した後、パク・チソンは英ロンドンに居住していたため弔問できなかった。すると、これに関しパク・チソンとその家族に対して悪意のある憶測と暴力的な表現をネット上に書き込み、さらにはパク・チソンの妻が運営するユーチューブチャンネルにも、口にできないほどの悪質な暴言を吐いた」とし、「これ以上黙過できない水準に達した悪性の掲示物に対しては、厳重な法の判断に任せることにした」と、告訴の背景を明かした。
パク・チソンは、今月7日に亡くなったユ・サンチョルさんの韓国で行われた葬儀に参列できなかったことで、ネット上の一部で非難を浴びた。もっとも、パク・チソン一家は現在ロンドンに居住しており、すぐに訪韓するとしても隔離が必要なため、葬儀の参列は不可能と言って良かった。
にもかかわらず、一部のネットユーザーはパク・チソンの妻キム・ミンジが運営するユーチューブチャンネル『キム・ミンジのMandoorang』に駆け付け、コメント欄に「なぜ弔問に来ないんだ」「悲しみを証明しろ」などと書き込むなど、心無い抗議と非常識な要求を続けていた。
パク・チソン側はこれまで立場を明らかにして来なかった理由について、次のように明かしている。
「故人の訃報を聞いた直後、イギリスに居住するパク・チソンに代わって父が弔問し、弔意を表した。パク・チソン本人も連絡を取り、遺族と悲しみを分かち合った」
「尊敬する先輩であり、チームメイトであるサッカー人を失った惨憺たる気持ちの中で、パク・チソンの弔意表現の有無を知らせることは重要ではないというパク・チソン本人の意見により、当社は特に立場を明らかにしなかった。しかし、今も続く憶測が故人にまで迷惑をかけてしまうのではないかと懸念したため、誤解のないよう立場を明らかにした」
最後に、パク・チソン側は「度を越した非難を浴びせる悪質コメント根絶のため、訴訟の進行過程において善処は絶対にない」と、強硬な立場であることを伝えた。
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