今回も快勝が期待される。
パウロ・ベント監督率いる韓国代表は本日(6月9日)、高陽(コヤン)総合運動場で行われる2022年カタールW杯アジア2次予選グループHの第5戦でスリランカと対戦する。
現時点で3勝1分の勝ち点10でグループ首位に立つ韓国。スリランカは去る2019年10月にホームの華城(ファソン)で対戦し、8-0で大勝した相手だ。当時はFWキム・シンウク(33、上海申花)が4ゴール、FWソン・フンミン(28、トッテナム)が2ゴール、FWファン・ヒチャン(25、ライプツィヒ)とMFクォン・チャンフン(26、水原三星ブルーウィングス)がそれぞれ1ゴールずつ決めた。
韓国がFIFAランキング39位であるのに対し、スリランカは同ランキング204位とアジア勢最下位で、グループHでも現在まで5戦全敗。選手個人の能力はもちろん、チーム全体の戦力も韓国が大きく上回る。
前回対戦で大活躍したキム・シンウクは今回、約1年半ぶりに代表に復帰した。選手起用に保守的なベント監督は、再開初戦のトルクメニスタン戦で2ゴールを挙げたFWファン・ウィジョ(28、ボルドー)を重用する可能性が高いが、状況によっては196センチの長身を誇るキム・シンウクを投入する可能性もある。
来る13日には勝ち点で同率に並ぶレバノンとの対戦も残っているだけに、ある程度ローテーションを駆使し、主力選手の体力を休ませることも求められるだろう。
チームの雰囲気は良い。韓国は再開初戦のトルクメニスタン戦で5-0の快勝を収め、ベント監督も結果より過程に満足感を示した。細かなパス回しを通じてトルクメニスタンの守備を攻略したのはもちろん、DFキム・ヨングォン(31、ガンバ大阪)とDFキム・ミンジェ(24、北京国安)を中心とする守備も一度の隙を許さず、無失点で試合を終えた。
とはいえ、容易に勝てる相手というわけではない。韓国対トルクメニスタンが行われた同日、レバノンはスリランカに先制点を許す厳しい試合展開の末、3-2の辛勝を収めている。韓国はトルクメニスタン戦同様、序盤から流れを引き寄せることができなければ、苦戦を強いられる可能性が高い。
ベント監督は「私たちのスタイルは変わらない。変える理由もない。フォーメーションを変えたときも、スタイルと枠組みは維持した。そういう部分を上手く維持しながら試合をしていくのが重要だと思う。5バックを中心にDFラインを下げ、カウンターを活用したサッカーだ。こうした部分への対比が行われなければならない。我々のチームの勝利を予想しているが、相手を尊重し、勝ち点3を得るために最善の努力をする」と意気込んだ。
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